大晦日の朝。朝風呂。気持ちいい。
この公演で劇団を退団することが決まっていた栗生が、客席から舞台を愛おしそうに切なそうに眺めていたショット。を隠し撮り(笑)
とお風呂の中から更新だ!
今年一年を振り返っています。
9月
劇団6番シード第62回公演
「Life is Numbers」
中野ザ・ポケット
12月に上映会もやったから、まだ鮮明だな。
この作品の着想を思いついた時、名作の予感がありました。あくまで勘です。
何かの仕事を終わらせて、あー終わったと銭湯に行った時でした。長湯して心臓がバクバク言い始めた時に、ピロリーンってきたのです。
「人生で残りの心臓の鼓動数が数字になって見えたら」
このピロリーンって、言わば天から降ってくるような感覚って脚本家としてなかなかないのです。いやあるにはあるのですが、これくらい純度の高いピロリーンは久々というか。この、ひと仕事終えた直後に、純度の高いピロリーンが来ると私は無条件に名作の予感を感じます(笑)。漫画家の浦沢直樹さんが、「HAPPY」という長期連載を書き上げて、あー終わったとお風呂に入った時「20世紀少年」の冒頭の国連演説が聞こえてきた、ってインタビューがありましたが、まさにそんな感じでした。
それが多分半年かもっと前ですかね。
ちょうど劇団で大人の群像劇をやりたいなと思ってたのでその題材にぴったりでした。
宝くじの数字、というのは最初から(なんなら銭湯から)あったと思います。ただ最初は、たくさんの登場人物の数字がお客様には見える、みたいなイメージだったと思う。それが栗生演じた三美や、図師さん演じた四谷の借金の額とかで残ってます。
藤堂演じる拓実の設定は悩みましま。人生の残りの数字が見える訳だから、余命宣告された人、いいなと思ったのですが、これはなかなかに相当に重たい設定です。劇団員に何かの折にそういう話をしたら「余命もの?どシリアスですか?大丈夫ですか?」と心配された記憶がある。いやいやでもそんなに暗くならないんだロマンティックなんだよ、って力説しても伝わる気配なし(笑)
これは脚本を書き始めてからも非常に苦労した部分でした。拓実のキャラクターと藤堂の演技が作品のカラーを決めてくれました。
キャラクターで言うと、拓実はなんの変哲もない普通の人にしたかったので、少しだけ「得意技と癖」をつけました。いやヒーローもので大事な要素なんですよ?
それが「暗算小学生チャンピオン」と「変な略し方」でした。変な略し方は途中楽しくなって使いすぎたかも(笑)
主人公は、あまり普段すごいって言われない得意技で己の運命を知り、それを使って時に自分や自分の周りの人を幸せにする。おお少年ジャンプだなこれ(笑)
ちなみに拓実がカラオケボックスをオケボクと略したエピソードは実話です(笑)僕が高校の頃に、ちょうどカラオケボックスが流行り始めて、その時僕ら界隈では「今日オケボク行く?」って言ってました広島県。
ここからは写真で。上田理絵さん演じたヒロインの遥。すごくよかったなー。彼女の芝居もまたこの作品の印象を決定づげましたね。
ここが脚本書く時、専門用語的に一番難しかったけど、楽しく書いた。少女マンガだよね。リズ演じた四葉と、藤代君演じたコンビニ店員の一芽が出会うシーンすごく好き。
やたらSNSで盛り上がった通称月9カップル。なんかビフォーストーリー書いてる人とかいたし。もう同人誌とかにしちゃえばいいじゃない(笑)この二人のスピンオフストーリーを上演したらきっと盛り上がると思うけど、
僕には書けません(笑)
女性の作家さんにお願いしたら面白いかもね。
物語真ん中のカフェナンバーズの不思議な夜。自画自賛しますが、
うまくいったな〜。
うまく行き過ぎてちょっと不安になったよ。中盤で盛り上がりすぎて、この後拓実が死んでいく流れに無理が出ないかと。
こんな写真が残ってた。開場前の円陣の様子。大人な作品を大人な役者たちでやれました。みんなまたやりたいキャストばかり。
この公演で劇団を退団することが決まっていた栗生が、客席から舞台を愛おしそうに切なそうに眺めていたショット。を隠し撮り(笑)
この物語は、やっぱり映画にしたいですね。で、映画になるんなら監督してみたいな。その実現に向けて、映像脚本にしていく作業を始めたいと思います。
おわり。
次回は、「Dプロジェクト〜UDA編、ヒグチ君編〜」撮影。です。


































































