得意の「大丈夫だよ」シールドで
じぶんを守って相手に任せる
いやぁ
それじゃあだめだ
やり過ごしていいものではなかった
しっかりと目を見て、繋がりを確かめる
臆病なわたしが苦手な人との向き合い方
理解できないものを
識りにいかなくては
大切なものに
ふれることはできない
お会計を終えてエレベーターに乗り
1階までのほんの数秒
不器用なわたしのはじめの1歩を
あなたはしっかり受け止めて
まっすぐ応えてくれた
大きな大きな声で泣きながら
わたしを抱きしめ
ごめんね、
あんなにがんばってくれたのにごめん、と
ノーマークの方向から
ボールが飛んできたみたいだ
わたしのために泣いてくれていた
ドラマでは想像にかたくない
当たり前ともとれるその感情が
じぶん宛の引き出しには存在していなかった
街を歩きながら
食事をしながら
ずっと泣いていた
こんなこと、では済まないと
はっきりわかっているのに
こんなことで泣かなくていいんだよ
わたしなんかのためにありがとうね
本物の感情が口をすべる
愛し合って一緒にいたのに
彼のこともわかっていたのに
わたしがあなたに
いつもそうしているように
あなたがわたしに対して
考え感じてくれるということを
愚かだね
いちども想像したことがなかったんだ
こんな形でないと気付けないなんて
鈍すぎる
わたしではない人の瞳に
わたしが映っていること
はじめて、認識したようだ
家族から受けてきた愛と同等の関係を
0から築いた成果なんだろうか
世のパートナー同士誰もが
これを知って生きているのだろうか
大革命だ
ボールがぶつかって
星がめぐっている状況だよ