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中川トム公式ブログ『旅ドキュ』

旅と植物の記録。学んだこと、生きた証を残します。

今日も植物展へ行く。
藤本先生にもう一度行かないかと誘ってくれたのだ。
その藤本先生は、さらに村岡さんを誘う。彼女は先週末に私と植物展へ行ったのに。
結局、村岡さんと、彼女が誘ったという千葉大大学院の友だち、ミカミさんは、私と同じ時間のチケットを取れず、断念。
私と藤本先生で展示を見に行く。
私が先週訪れたとき、最も印象を受けたのは、9万年前に阿蘇山噴火の際に火砕流で焼け焦げたスギの幹の展示であった。
焼け焦げたと言っても、木の質感は十分に残っており、昨日の雷で焦げたと言われても不思議ではない見た目だ。しかし、だからこそ私はそのスギにエネルギーを感じた。
9万年前の姿を、ここまでリアルに、生きているかのように残せるのはスギだからではないだろうか。

コンセプトをおおまかに理解してどんどん先へと進んでいく藤本先生を、その焦げたスギの前で呼び止める。
すると彼がそれに目をやるのとほとんど同時に感嘆をあげた。
これはすごいわ…
ほとんど私と同じような心の動かされ方だったのではないだろうか。

村岡さんと回ったときは4時間もかかったが、今日は45分程度で見終えた。

外は土砂降りも土砂降り。台風14号のせいだ。
傘を持ってこなかった私は、仕方なくこの雨を全身で受け止めることにした。

そのままアメ横へ向かい、ランチのお店を探す。
こんな状況では、お酒を飲める店なんかないだろう、と藤本先生が言う。
そこで私はいつもの香港屋台(私が勝手にそう読んでいるだけだが)で青島ビールを出しているのを思い出す。

あとから村岡さんとその友人が合流することになっていたため、その香港屋台は断念したが、その並びにあった居酒屋へ入る。

しばらく揚げ物をつまみながら酒を飲んでいると、先に村岡さんの友人がやってきた。

ミカミさんは、芸大を出たあと、千葉大の園芸学部の大学院でランドスケープを学んでいる。
芸大では、最初の2年で必修単位を全て取り終え、残りの2年は京都に住みながら遊んで過ごしたそうだ。さらに、在学中かどうかはわからないが、アメリカのニュージャージーにも2年間住んだことがあるという。
今は早稲田の狩猟インカレサークルで活動しており、来年わな猟免許を取る予定である。

そんな話を聞いていると村岡さんが合流する。
藤本先生、村岡さん、ミカミさんはみな芸術への関心、知識が深く、私は途中から話についていけなくなった。
こうなると、どんな話題も付き合える藤本先生の知識や感性には驚いてしまう。
別に何も勝負しているわけではないのに、私はどこか悔しさを感じていた。