ルド and クルシ(2008メキシコ) | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。

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東北新社さん、公開を待ってました♪

メキシコの片田舎のバナナ園で働くベト(ディエゴ・ルナ)とタト(ガエル・ガルシア・ベルナル)は、草サッカーに明け暮れていた。そんなある日、スカウトのバトゥータ(ギレルモ・フランチェラ)が彼らにPK対決をさせ、勝ったタトをメキシコシティに連れていくが……。(シネマトゥディより)

『天国の口、終りの楽園。』の脚本カルロス・キュアロンが監督を務め、ディエゴ&ガエルが再共演。『天国…』の監督アルフォンソ・キュアロン(お兄さん)と、そのお友達イニャリトゥ(『21グラム』)、ギレルモ・デル・トロ(『パンズ・ラビリンス』)が作った製作会社チャ・チャ・チャ・フィルムズの第一作になるらしい(カナナ・フィルムズも入ってます)。これだけ個性的な人たちが集まって、どんな映画になるかしら。

と思ったら、コントのような楽しく明るい作品でした。メキシコの貧困(一発当てたろ精神)や物騒な様子も織り込まれているんだけど、それでもとにかく、二人の掛け合いが楽しい。メキシコの競馬場に本当にいそうなディエゴと、子供みたいに歌って走り回るガエル君。常にバカ言い合って、お母さん思いなところまで、競ってるのが可愛いです。ファンにはたまらん。一段上から、哲学的っぽい事を語るナレーションも、いい味出してます。

話の展開も、結末も、「そんなもん?」って気が抜けちゃう位、くだらないんだけど、楽しんだーーって満足感があったわ。

サッカー・シーンは予想より少なかったけど、蹴鞠みたいなプレイが一度ありました。あれ、本物かな?また、メキシコで大評判という歌(↓歌詞付き)。「ケ~ロケ~メケラ~ス」ってアホみたいに見えるんだけど、映画中3度も出てくるのでしまいには一緒に歌いたくなりました。


ガエル&ディエゴ製作総指揮の『闇の列車、光の旅』もまもなく公開ですね。海外での評価高いみたいで、楽しみ。


2月20日(土)より公開予定
満足度:
★★★★★★★☆☆☆