本来、他人の身体には
作用してはならないのですが
必要な医療行為として
特定の人だけ、人体に
薬物を投与することを
法的に認められています。



では
医療行為とは
医師が行えば何でも
医療行為と認定されるかというと
そうではない。

 

 

医師免許をもつ人が
別れ話のでていた愛人に
薬を投与して堕胎させた事件など
犯罪です。

 

 


了解なしに他人の身体に
薬物を投与したり
身体を傷つけたり
縛ったりすることは
許されない。




ところが
この原則が曖昧になってきている。




高齢者の介護を通して
医療現場をみていると
そういう印象を もちました。




神奈川県の大口の病院での多死事件は
その後、報道を見かけませんが
どうなったのでしょう。

 

 

権威が大好きな人は
権威に盲従しがちで、
盲従していることにも気がつかないことが多い。

 

 




医療を権威とみなしてしまうと
支離滅裂なことをしていても
盲目的に受け入れてしまう。



疑念をさしはさむと
「医師のすることに口を出すな。
医者でもないのに」と
問題点を深く思考することなく
ほとんど反射的に
疑念を振り払う。

 

 

甚だしくなると
疑念をさしはさむ人に
悪意ある対応すら始める。

 

 




このブログでも過去紹介しましたが
海外では高齢者への
精神薬の投与を「化学棍棒」とよびなして
警鐘を鳴らす報道がされています。




精神薬のみならず
薬とはもともと異物であり、
身体に対して作用をもたらし
良い方向に働く作用も
悪い方向に働く作用もあること。



このことを忘れて便利さに溺れると
落とし穴に落ちる。



先程言及した海外の記事では
精神薬のもたらす作用の
凄まじさから「化学棍棒」という
言葉を使っていますが
精神薬に限らず本来、薬とは
「化学棍棒」なのだと考えて、
付き合うのが当たり前なのでは
ないかと思います。




それぞれの薬について
製薬会社がネットでも公開している
添付書の説明を読むと
見込まれる良い作用と
もたらされる悪い作用が記載されています。




まるで散らかった部屋を
一瞬にして片付けてくれる
魔法の杖のように
安易に薬を飲む人が多いのかもしれませんが
薬を作っている製薬会社の書いている
添付書を読むととてもではないが
簡単に服薬する気にはなれません。




最近、報道される事故の多くなった
インスリン(糖尿病対処療法に使われます)は
どうなのでしょう。