温泉旅行に出発する前から
浮かれ気味の主人は
自宅でお酒を飲んでいます。
私が温泉宿まで運転するのを
知ってのことです。
この調子だと、夕食後は酔いつぶれる。
普段の主人は頭がきれるので
言葉を慎重に選んで話さないと
上手く煙に巻かれてしまいます。
でも、泥酔状態の主人だったら
私でも追い詰めれるかも・・・。
私が準備したのは
温泉旅行当日に届いたボイスレコーダーのみ。
(ちなみにペン型ボイスレコーダーは使い難いのでオーソドックスなものがお薦めです。)
いよいよ決戦です。
大袈裟ですがこの日が私の運命の分かれ道
失敗するわけにはいきません。
対した策略もありませんが。
でも負けるわけにはいきません。
温泉宿での夕食後、
小学生の子供が義弟夫妻の部屋に
行ったのを見届けて
「お話があるのですが」と
主人と二人で話し始めました。
おもむろに立ち上がった主人は
スーツケースに向かいます。
そして
右手にUSBメモリを不自然に握りしめ
私の元に戻ってきました。
そのUSBメモリが
実はボイスレコーダーなのは
すぐにわかりました。
私も買おうと思った品です。
悲しいくらい
考えることが似ているのですね。
あなたとの20年間の日々が
私をこうさせたのでしょうか。