チャー、鰹節を食べて病院行き | Roku/気ままにスケッチ

チャー、鰹節を食べて病院行き


鰹節はミネラルの塊。
結石になりやすい体質の猫は、避けなければならない食べ物です。

昨日(10/2)、チャーが、自宅で削った鰹節を、市販のパック約1袋分も食べてしまいました。
人間なら、10袋食べたのと同じです。

チャーは、それはもうゴキゲンで、手を舐め顔を拭き、至福♡といった感じ。
わたしは、慌てて病院へ連絡し、対処の仕方を尋ねました。

もう午後6時を回っていたので、7時の診察終了時間には間に合うかどうかという時間でしたが、吐かせて補液をした方がよいとのことだったので、急いでチャーを捕まえました。
チャーは、今日一日元気で美味しいものも食べて大満足なのに、なぜ連れて行かれるのか、わけがわからないといった様子。

院長先生の話によると、猫は犬と違って吐かせるのが難しいそうです。
吐かせる方法は、麻酔。
麻酔を打つと、それが効き始め、意識を失う直前で、吐き気がする、その作用を利用するのだそうです。
そして、吐いた後に目覚めさせる注射を打ちます。
吐くとは限らないそうですが、チャーのような結石になりやすい体質の猫には、鰹節はとにかく毒なので、試す価値はあるだろうとのこと。

自力で吐くかもしれないとも思いましたが、お任せしました。

院長先生が麻酔を打った後、チャーが吐きそうな様子を見せたら知らせるように言われ、わたしはチャーと診察室に残りました。
2分も経っていないように感じましたが、チャーが、ウプッとやり出したので、ドアをコンコンと叩いて先生を呼んだところ、院長とは別の、ボーイッシュな女性の先生が見に来てくれ、「お、吐け〜吐け〜」と言いながら、チャーの口の下にシートを敷いてくれました。

鰹節の良い香りが漂います;

チャーは、夕方食べたカリカリと一緒に、鰹節を、かなり吐きました。
全部吐いてくれていればいいんですが、どうかわかりません。
それ以上は吐かず、チャーはぐったり眠ってしまいました。

そこで今度は、目覚めさせるための薬を注射。
チャーはわりとすぐに目覚め、目覚めてからは、補液をして、吐き気止めを注射。
吐くなら吐かせたほうがいいんじゃありませんか?と尋ねたら、あまりに何度も吐くと、嘔吐が止まらなくなってしまうことがあり、食欲も無くなってしまうかもしれないし、脱水になる可能性もあるそうです。

そして、昨日は、フードを9時〜10時くらいになったら、せいぜい5gくらい、水も、もしがぶがぶ飲むようだったら、やめさせるように言われ、吐き気止めと胃薬をもらって帰宅しました。

帰宅後、なかなかキャリーから出て来なかったチャーでしたが、そのうちわたしの後を追って廊下を歩いてきました。
でも、なんだか足取りがふらふら。
毛づくろいをするために、足を上げたら倒れそうになり、慌てて支えました。
動物病院に連絡すると、1〜2時間くらい経てば元に戻ると思うよと言われたので、しばらくは高いところに乗らないようにさせて、元通りに歩けるようになるまで、チャーの後をついて回ることに。
チャーは、ふらふらしながらも、テーブルに乗ろうとするのでヒヤヒヤです。
鰹節のあった場所を何度もウロウロするし。(鰹節と病院は紐付けされなかったようで、全く懲りてない;)
お腹か空いたのか、フード入れのところで、お腹空いたアピールがすごい(*´∀`*)💦

チャーはフード入れの前で、わたしはそのチャーを見守りながら、9時になるのを待ち、チャーがフラフラしなくなったのを確認して、まず2.5g、それに満足しなかったチャーに、もう2.5gくらいあげ、チャーがまあまあ満足したようなので、昨夜はそれでごはんは終わりとしました。

寝る前に水も飲んでましたが、がぶ飲みというほどではなかったので、水はいつも通りに置いて、チャー部屋を閉め、二階の自分の部屋に行きました。

今回の出来事は、本来防げたこと。
うちは、シンクや調理台のある場所と、食べる場所と間にアコーディオンの扉をつけ、チャーが入れないようにしていたのですが、わたしの閉め方が甘かったのだと思います。
鰹節も、削り器からお皿に入れておいたのが失敗です。
これからは、扉をきちんと閉め、食べ物も使う直前まで戸棚にしまっておくなど、対策を徹底しないと。

診察室で、わたしが反省しているのを見た看護師さんから、何よりも飼い主さんが、事の重大さを理解して、病院に連れて来ることが大事だと言われたことが、ちょっとした救い。

今朝は、チャーの様子に異常なし。
食欲も旺盛だし、トイレもちゃんと行きました。
薬は、たぶん人間用のものを猫用に砕いてあるのでしょう、一粒が2〜3mmくらいと小さかったので、扱いやすくウェットフードでコーティングして口に放り込んだのですが、飲ませたかと思うと、わたしの指について出てきてしまったりと、ものすごく苦労。
そのうち薬が溶けて小さくなり、新しくしようにも、それがどちらの薬かわからなかったので、仕方なく諦めました。
今夜は、別々に飲ませようと思います。