5月を目の前にフヴァル島ではオリーブの花の蕾が膨らみ始めました!
主人は400年前から続くオリーブ・ワイン農家を継いでいます。
本人のこだわりは無農薬。
毎年増やしておりますが、現在は223本の木を一人で育てています。
全品種合わせると25種、その中でも一番多いのはダルマチア地方の土着品種オブリツァです。
オブリツァのモノソルト(単一品種)部門では、
クロアチアの国際コンテストで187本中1位を獲得したこともあります。
畑は6カ所に分かれていて、最高樹齢500年以上の木もその中にはあり、
あっちの畑、こっちの畑と行き来しています。
畑というと広大な土地に列をなして植えてある大きなオリーブ畑を想像しますが、
うちのオリーブは石灰岩の合間の土地ににポツ、ポツとまるで野生に生えてきたようなような配置。
樹齢が古いものから新しいものまで混在するため、1本の木に対してのスペースを極力広く取るためにこうなったと言います。
その分苫屋のオリーブは広い大地にしっかり根を張り、
大地のエネルギーをめいいっぱい栄養にして大きくなります。
作られた畑のように、大きな生産量は出せないけれど、1本1本、丁寧に育ていて、
収穫の際はオリーブの実を傷つけないように、一粒ずつ手で摘みます。
収穫したオリーブはすぐオリーブオイル搾取所に持って行き、オイルにしてもらいます。
搾取所はイタリアのペラリシ社の最新の遠心隔分離の低温抽出機を使っています。
村の搾取所の所長さんは主人のこだわりを評価してくれていて、
うちのオリーブは更に低温で抽出してくれるため、
酸度が低く質の高いエキストラバージンオイルができます。
収穫開始からオイルになるまで8時間ぐらいです。
エキストラバージンオイルの条件として、24時間以内にオイルにしなければいけないこと、
酸度が0.8以下のものがあります。
収穫はスピードも大事なので、収穫の時だけは親族や友達大勢に手伝ってもらいます。
苫屋のオリーブオイルの酸度は毎回0.1から0.3%です。
抗酸化作用のあるポリフェノールも多く含まれています。
獲れたてのオリーブオイルはまるでオリーブのジュースです。
爽やかな若草の香りが広がり、飲んでも美味しいオリーブオイルです。
ピリッと喉に響く辛さもまた新鮮なオイルならではの美味しさです。
是非皆様にこの美味しさを試して頂きたいです。
生産量が少ないため苫屋のみで販売しておりますが、日本へ冬に帰省する際に持って帰って販売することもあります。
苫屋のオリーブオイルに是非ご興味がある方は、是非こちらまでお問い合わせください。
info@tomaya-croatia.com