クロアチア国営音楽学校の在宅レッスン | クロアチア在住 奥寺有希子のブログ フヴァル島民宿苫屋 政府公認観光ガイド 

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フヴァル島で民宿「苫屋」を切り盛りしながら、政府公認ガイドとして、ダルマチア地方を中心に日本語観光ガイドとして活動中。「苫屋」は無農薬ワイン、オリーブオイルを作る農家宿!美味しいアドリア海の食もご案内いたします!

小学2年生の娘は、昨年の9月、国営の音楽学校に入学し、
ピアノを習い始めた。
 
本当は気軽にピアノをちょこっと習いたかっただけなのだが、
近くにピアノの先生はおらず、習いたい場合は国営の音楽学校に試験を受けて入るしかない。
毎年入学に定員があって、歌のテストと音感テストがある。
試験勉強は無く、ぶっつけ本番なのだから、ほとんど運に左右されるのだろう。
 
運よく試験を通り、定員3名のピアノコースに入学した。
授業は週2回、放課後に行われる。
ソルフェージュとピアノ実技の2コマずつ、週計4コマの授業。
評価も学校同様オンラインで確認することができる。
月謝200クナ(3000円強)。
何ともありがたい。
 
学校の休校と共に、音楽学校も休校になり、在宅レッスンが始まった。
 
これが驚き!!のレッスンだった。
 
子どもたちが携帯を持っているという前提で、viberのチャット機能を使って行われる。
メッセージも子ども宛てに来る。
ソルフェージュはオンタイムで子どもたちが歌を歌ったり、曲の書き取りをしたり、リズムを取ったり、
動画で送られてくる先生の指示や見本に従い撮影送信したりと、繰り広げられる。
携帯を持っていなかった娘はipadにインストールして参加しているが、操作についていくこと、
オンタイムで流れてくるチャットを読むことに必死で中々難航していた。
携帯を自分だけが持っていないことに文句を言いながら・・・。
それでも慣れてくるとスタンプまで使ったりして、調子に乗り始めてきた。
 
ピアノレッスンはオンタイムではなく、送られてくる先生の見本動画と楽譜を見て練習し、
練習後演奏を撮影して送る。その後、メッセージで評価をもらう。
 
これが週2回4コマきっちり行われる。
 
まだ撮影まで自分でする余裕のない娘、
私も横に付きっ切りで撮影係としているのだが、
あっという間に操作方法を覚えて、取り組む娘を見ると、
大変な状況だけどこれで新しいスキルを学び、
オンラインで学ぶことが身近になった点では良かったのかな~と思う。
 
携帯買って欲しい節が更に加熱・・・。
あ~どうしよう。
 

 

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