地方創生元年なるか!~平成28年3月定例会、閉会! | 匝瑳市議会議員 都祭広一(とまつり広一)のブログ

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 2015年の活動報告 その壱!

  その弐!

平成28年3月定例会が閉会しました。


最終日には、3本の追加議案が上程され

全部で45本の議案が可決いたしました。


副市長人事では、太田市長が自身の片腕として


提案された角田副市長案に対して、私も賛同いたしました。


地元を良く知る副市長として、市長と二人三脚で


政務にあたって頂きたいと思います。




本定例会の概要を報告致します。




1.平成28年度予算の概要



一般会計予算額は、148億6千4百万円で、


そのうち自主財源はその1/3の49億8千百99万9千円です・・・


支出の目的別では、高齢者福祉や

子育て支援に係わる民生費の支出が大きなものとなります。



国民健康保険特別会計等の、特別会計を合わせると、

全体では、280億8千百47万1千円にもなります。



やっと1年たって、予算書にも慣れてきたのですが

こんな大きな額は一般の市民がみても、

実感としてつかみにくい金額です。

しかしこれだけあっても、行政には厳しい財政運営となる現実!

う~ん・・・


前にもお示ししたとおり、現在の匝瑳市の財政状況は

手堅く推移しています。

経常収支比率自体は、県内平均より低くは抑えられています。

しかし、合併算定替えによる地方交付税は、

5年後には、約4億円の減収となる事が試算されています。

財源の余裕度を計る、財政力指数においても

県内平均よりも低い値です。

いかに税収を上げて行くか!

そして同時に、いかに自治体改革をして

経費を削減するか!

と言うより、いかに効率よく物事を進めるか!

大事な点だと考えます。





2.地方版CCRC構想(移住支援)に向けて!



国の進める地方総合戦略策定を受けて

匝瑳市版総合戦略が策定されました。

一つは、雇用創出と移住促進を計り

生涯活躍のまちをつくるため

飯倉駅前商業施設跡地利用による

CCRC構想の第一歩である、

認定子ども園整備に係わる

国、県、市合わせて、2億7千2百22万円の

予算が計上されました。


これには、少子高齢化の中で何故・・・

という慎重な意見も出されましたが

これから子育てをする親御さんには

確実に、子育ての選択肢が広がります。

働くお母さんたちを支援する、

24時間保育や病児保育など

可能性を拡げることも大切な視点です。

少し乱暴な意見かもしれませんが、

公設での子育て支援の一部を、

民間が協働して行うことで

行政の負担を減らすことも

出来ると考えます。


実は、行政とともに、民間活力を

提供することとなるであろう

運営推進法人は私が30年近く

奉職させていただいた社会福祉法人です。


この匝瑳市飯倉の地で80年もの長きより、

医療福祉の礎を築き、

地域とともに歩んできた法人だからこそ

できることではないかと感じます。


今後、地元の方を交えた

(仮称)飯倉駅前地区まちづくり協議会

が発足し、協議されてまいります。

そして

日本一の植木のまち、匝瑳市の

植木の輸出促進と観光振興を図る

「世界に羽ばたけ!匝瑳の植木展開事業」


近隣市と連携し、観光需要創出のための

「広域連携観光対策事業」

以上の3事業が、新たな地方創生事業として

行われます。


3.市民協働推進条例が可決さる!

議会の中で

何度も取り上げさせていただいた、

市民協働のまちづくり条例~市民協同推進条例が

可決されました。


もとより、市民の定義に疑義を唱え

自治条例の危険性を訴えてまいりましたが

今回の条例案では、「市民と行政が協力し合い

まちを創っていく」という主旨を尊重し

その内容から採決では、賛成をしました。


しかしながら、細かい点では

気になる部分もあることは確かです。

条例は法体系の一部です。

拡大解釈されないように

しっかりと注視してまいります!



そして、今こそ求められている

地域コミュニティーの必要性!

新しい意見を取り入れながら、地域の結びつきを

強くしていかなければなりません。

高齢者の見守りも含め、

あらゆる面から、対処していきたいと強く思っています!



一般質問では、市立病院の連携と

夜間救急の実情について質問させていただきましたが

このたび発表された千葉県の地域医療構想では、

海匝香取地区において、

今後、入院ベッド数の大幅な削減が示されています。

平成31年度に、工事が着工予定の国保匝瑳市民病院。

市民の健康を守るうえで

不採算部門を担当することは理解できますが、

現状においても、効率的な運営が求められます。


又、どこまでが一般予算財源で支援可能か?

改めて深く考えさせられます。





本日も感謝!!!