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ジーサンズ(実父)の話の続きに今しばらくお付き合いくださいませ。

 

ジーサンズ(実父)に話①

ジーサンズ(実父)の話②

 

 

泌尿器系の病気と認知症により、退院からそのまま

有料老人ホームに入居となった父はそこで2年6ヶ月を過ごした。

人付き合いがよく話好きな父は、施設によく馴染み楽しく暮らしていた。

 

病院受診や用事を作っては連れ出して美味しいものを食べに連れて行った。

 
 

 

 

 

短期記憶がほとんど残らない父ではあるが、

なにげに以前の記憶を思い出すことがあるらしい。

 

 

 

訳もなく不機嫌で怒っているときもある。

物盗られ妄想で頭が一杯で、私を攻撃するときもある。

 

「おまえ、俺の金を勝手に盗ってるだろう!訴えてやる!」ムキー(激おこ!)

 

「私お金なくてね、病院代払うのに少しもらったよ。

どうしても許せないなら、これから警察に行って自首するよ。」

というと爺は「・・・」   すこし怯む真顔 

 

爺の財布はお守り程度に2千円ぐらい入れているが

「金がなくて、こんなもんじゃ何もできない!2~3万持ってきてくれ!」

というので、

「んじゃ50万ぐらい下ろしてこようか?」

「いや、そんなには使わんし・・2~3・・・」

「わかった!じゃ今度10万円持ってくるから、いいね?」

「おう!」

 

毎回これで爺の所持金がない不安は少し収まっている。

父の年金は全額施設に入れるのでもともと通帳に残高はない笑い泣き

 

 

 

 

ときどき夜に不穏になり、電話がかかってくる。

 

 

 

 

 

食べることが大好きな爺はよく食べたい物をリクエストしてきた。

「贅沢は言わんから」が口癖で、

ちょー贅沢な季節外れ果物笑い泣き

 

 

 

 

一番の大好物は、コレでしたデレデレ

 

 

 

爺は携帯を持っていたが操作が難しくなった頃、

かんたんボタンの全てに私の番号を登録した。

正真正銘のあんしん携帯だねラブラブ

 

 

 

 

 

ジーサンズ(実父)の話④に続く

爺のお話、もう少しお付き合い下さいませニコニコ