こんにちは～
先日の模写ワーク 振り返り。 この３回はミレーの絵を模写しています。
瞑想としての模写、そこにある絵を描くことで絵と呼応して内側に気づいていく。
なのでテクニックで描いたり、詳細から描いたり輪郭を形どっていくものではなく、
全てのものが光と影があることで形として認識できるように、陰影で描いていくことでそこにその世界が現れてくる。
描くとき、題材としている絵は、少し離れた壁の目の高さのところに貼り、ある程度の距離で全体を見て描くので、そもそも近づかないと自分の位置からは詳細が分からなかったりします。
背景から描いていく。 表面に見えている色の奥の色から描いていく。 すでにここから心眼での観察が始まる。
写真では確認しにくいけれど、三色以上の色を背景のところですでに塗り込んでいます。
３時間程でここまで描いたところでワークは終わりました。 描いている間はかなり集中。
細かいところはこれから、、ということろでワークは終了しましたが、これを続けて描いていくと、陰影がさらに詳細になり、どんどんそこに絵が細やかに浮かびあがってくる、、という感じになります。
このワークの間、絵と呼応した内側の動きを感じ観察しながら、途中休憩で、一度お互いのシェアをし、フィードバックしあい、
そしてワーク後もまた、まとめでシェアしあいました。
その際、物質、エーテル体、アストラル体、自我 という４つの視点での観察をシェアしあいました。
互いに観察により感じた事、思ったこと、気づきはいろいろあったのですが、
今回のこの題材にした絵は、原作の「種をまく人」をミレーが再度パステルで描いたもので、全体の風景が広範囲で入っています。
ミレーのパステル画は、光の印象を巧みにとらえている として、高く評価されているそうですが、このパステルの「種をまく人」は、原作の油絵の「種をまく人」より、全体的に一見静かな感じがします。
でも、この絵の中の「人」を描くところに着手すると、わたしも、一緒にワークをした方も、同じ体感をしました。
身体が熱くなり、その熱がないと、この人を描けない。 自分がまるで種をまいている人のように、その生命力を内に宿さなければ、この人を描くことができない、ということ。
でも、同時にとっても静か。 なぜなら、パステルで陰影で描いていっているので、思い切り 「えい！」とか勢いでは描けない。
とても繊細で静かに動いているのに、 同時に 「種をまいている人」の躍動感 生命力 熱感がありました。
これが模写。
観察とは何かを教えてくれる。
その絵を体感し、その絵を描いた人を体感し、その絵の背景を、その絵のストーリーを体感する。
そこには自分があり、しっかり体験体感がある。
けれど、我を入れては描けない。 癖が出て前に進めなくなってしまったりします。
それって日常や人生と同じですよね。
模写では「本当に観るとは何か」を体験します。
それは主体を抜いた客観性ではなく、主体（自己）をしっかり通った客観性。
なのでいろんな自分に気づいていく。
自分の癖に当たると苦しく感じるときもあるけれど、能動的に取り組んでいるから生産的な苦しさで、そのままで終わらない。 変化していくんですよね。
ワークという練習場でその「癖」に気づき、そこに取り組んでいける。
久しぶりにしたので、互いに「変化」もとても感じました。
模写ワーク 興味がある方はご連絡ください。
ゆくゆくわたしはこのワークを継続のグループワークにしていきたいです。
学び愛の場を、少しずつ広げていくこともわたしの夢のひとつです。
よろしくお願いいたします(*＾ー＾)ノ
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