前回

ささみとの会話から妊娠がわかった私は
産婦人科へ行くことを決意した



...とはいってもさ。

今まで産婦人科といってもろくに行ったことない私

更に結婚を期に知らない土地に住んでまだ2ヶ月。


ネットで検索するも、

どこに行っていいかわからない。


(近くてクチコミの良さそうなところ...)


コロナ禍なこともあり、どうしていいのか。

直接病院に行けばいいのか、予約するのか...

とにかく何もわからないので、

とりあえずいちばん近所の病院に電話してみた。


病院「今日はもういっぱいで...明後日なら...」


まだ朝の8時半なんだけど。

今日どころか明日も埋まっているとは...


私「考えてまた連絡します...」


私の心境としては、

もう2日も待っていられないのだ。

次の病院に電話する。


病院「〇時から〇時の間に来てくれれば

         すぐに検査できますよ」


今度は予約もしなくていいのか。

一刻も早く確信を得たい私はすぐ支度をして

その病院に向かった。


私「先程お電話したぴくるすと言いますが...」


そして問診票

最終月経...3月半ばまでピル飲んでて、

そこから5日間程消退出血があっただけです...


だから、妊娠何週目なのか

全然わからないんだけど\(^ω^)/




先生はおじいちゃんだった。


産婦人科独特の検診台に座るドキドキ

初めて子どもの姿を確認するドキドキ

そしておじいちゃん先生の不思議な安心感


そして子宮の様子が画面に映る。



しかし...


先生「こりゃまずいかもしらんなぁ...」


え?


先生「ここが子宮なんだけどね、これかな...子ども...」


そこは子宮ではなく頸管の位置だった。

とは言ってもそのときの私にはいまいち

子宮の範囲もわからず理解ができていない。


先生「もう2週間後に来てね。

         本当に頸管だったらまずいことになるし、

         でも子宮に見えてくるかもしれないし。」




エコー写真を貰って帰宅したものの、

状況がさっぱり理解できない。


ネットで調べてみたものの、

卵管などの子宮外妊娠は多く出てくるが

頸管妊娠という例は少なく

知りたい情報が出てこない。


やっと見つけた情報によると、

子宮外妊娠の中でもほんの数%の確率で

中絶手術をしたことのある人に多いらしい。


私には中絶手術の経験なんてない。


エコー写真とネットの画像を比べてみたり、

いろんな例を読んで、ただ夢中で

頸管妊娠ではない可能性を探していた。


2時間程経っただろうか。

結果的に、調べれば調べる程不安になり

一人で抱えきれず、ささみに電話した。



私「頸管妊娠かもしれない...」


ささみ「えっ...!?どういうことですか?」


私「私もよくわからないんだけど...

      調べても良くて中絶手術、

      場合によっては子宮切除って出てくるの...」


ささみ「そんな...」



ささみはこれでもかというくらい励ましてくれたし、

状況が状況なので、旦那にも連絡したところ

仕事を早退してすぐ帰ってきてくれた。


私はただ泣くことしかできず、

その後も2週間、ただ待つことしかできなかった。

つわりなのか不安だからなのか、

気持ち悪さや吐き気など体調も悪く

ただただ苦しく長い2週間だった。




つづく。