【読書】答えは市役所3階に(辻堂ゆめ著) | いろいろ♪あれこれ

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辻堂ゆめさんの『答えは市役所3階に』を読みました。
副題は《2020こころの相談室》

新型コロナウイルス感染症流行の状況を受け、
市役所3階に開設された「こころの相談室」が舞台です。

この相談室に足を運んだ5人の相談事と、
対応する相談員の臨床心理士・晴川あかり
認定心理士・正木昭三のやり取りがストーリーになっています。

たった3年前のことなのに、記憶の片隅に追いやっていたことがたくさんありました。
それはたぶん、私自身や私の回りにコロナウイルスの大きな影響を受けた人がいなかったからだと思います。

相談に来る人は思いの全てをさらけ出すわけではないことを、
相談員の晴川あかりは解っていて、
相談者の話の行間を読み取っていました。
相談するときってアドバイスを貰いたくなりますが、
そうではない対応が後々本人のためになっているようでした。

傾聴するってなかなか難しいですよね。

私だったら話を最後まで聞かずに、
あれこれ言ってしまいそうです。