近年、私が住む都心部では、通りで見かける人々の多様性が高まっています。以前と比較し、欧米やアジア圏など、さまざまな地域から来られた方々を多く見かけるようになりました。
特に身近な変化として、通勤路や散歩道の途中で、多くの民泊施設を見かけるようになり、旅行者の出入りが目立つようになりました。それに伴い、地域が指定するルール以外の場所にゴミが置かれているケースが散見されています。
この状況を目にするたびに、「以前の静かで整理された日常が失われていくのでは」という漠然とした戸惑いを覚えています。
また、以前は静かだった地域内の散策路においても、日中だけでなく夜間も人が集まり、会話を楽しむ様子が見られるようになりました。
街に賑わいが増しているのは事実ですが、夜間にその道を通る際、私は以前のように無防備な状態で一人歩くことにためらいを感じるようになってしまいました。これは私自身の心境の変化であり、警戒心が高まっていることの表れだと認識しています。
街が国際的な交流の場として拡大し、多様な文化を持つ人々を迎え入れていることは頭では理解できます。しかし、慣れ親しんだ街の「空気感」が変わりゆく中で、まるで自分が海外の街にいるような、どこか異質な感覚に包まれてしまうのが、いまの正直な心情です。
おわり