先日Xで、こんなポストを見かけました。
この方は、アメリカのテキサス州ダラスにあるマリオット系ホテル(AC Hotel)に宿泊中、すべての荷物を盗まれたそうです。リュックなどはホテルの非常階段で見つかったものの、社用PCやワイヤレスイヤホンなど、金目のものはすべて持ち去られてしまいました。
ホテルの防犯システムを確認したところ、監視カメラはエレベーター内にしか設置されておらず、フロアから非常階段に逃げ込まれた場合は追跡が不可能な状態だったそうです。
ホテル側の対応も含め、現在は、以下のMarriott Bonvoy Assistのアカウントを通じてメールのやり取りが続いてるとのことです。
この出来事は、海外旅行時にしっかりと対策を講じるべきセキュリティの問題を浮き彫りにしています。そこで、被害に遭われたhiro_さんが公開している情報を以下にまとめました。
- 事件に巻き込まれた場合は、ホテルのフロントに連絡し、地元警察にも通報する。
- 事件の概要を説明する際には、通訳の手配を依頼する。
- 荷物が盗難に遭った場合、その内容やおおよその価格を整理しておく。
- 保険会社に速やかに連絡する。
- 地元警察によるヒアリングに協力する。
- 必要に応じて、警察から「Case number」を取得する。
- 予約サイトを通じて宿泊予約を行った場合、クレームはそのサイトを経由して行う。
また、日本法人がある場合は、そちらに相談することも有効です。
※以下がCase Number。保険を受け取る際に必要
さらに、その他の事例と外務省が推奨する対策についても、以下にまとめました。
その他の事例と対策
その他のケースとしては、就寝中に部屋に侵入され貴重品を盗まれる事件や、ロビーで荷物が盗まれる事件も報告されています。海外旅行をする際には、国内旅行とは異なるセキュリティリスクがあることを念頭に置く必要があります。
外務省が公開している盗難対策は以下の通りです。
- 部屋のドアを施錠し、在室中はチェーンロックをかける。
- 貴重品は在室中でもセーフティボックスに保管する(セーフティボックスに保管せずに盗難に遭った場合、ホテルが責任を取らない場合がある)。
- 就寝中に不審者が侵入した場合は、抵抗せず自分の安全を最優先に考える(寝たふりをするのも一つの方法)。
その他の対策として、バッグやスーツケースに鍵をかけ、ワイヤーで固定することや、ドアストッパーを活用することも効果的です。
参考になれば幸いです。