2024年1月2日(火)午後5時50分頃、羽田空港で日本航空516便が海上保安庁の航空機と接触し、火災が発生しました。


516便には、乗員、乗客合わせて379人が搭乗していましたが、全員の脱出が確認されました。

一方で海保機の乗組員は、6名のうち5名の死亡が確認されました。

 

 

前日の能登半島地震と相まって、旧Twitterは、地震と航空機事故に関するツイートで溢れ返っていました。


そんな中、航空機利用に関していくつか有益な情報がありましたのでシェアします。

  • 離着陸時は、起きておくこと
  • 離着陸時は、靴を履いておくこと
  • 離着陸時は、シートベルトをつけておくこと
  • 離着陸時は、窓の日除けを開けておくこと
  • 離着陸時は、リクライニングを戻すこと
  • 緊急脱出時、手荷物は持ち出さないこと
 

起きておく

寝ぼけて現状把握に時間がかかる可能性があるので、即座に行動できるよう起きておく。
 

靴を履いておく

有事の際、機体から即座に離れられるように全力で走れる靴を履く。
ヒールは全力で走れないし、脱出スライドを傷つけるため履かない。
 

シートベルトをつけておく

乱気流などで体が浮いたり左右に振られることがあるため、必ずつける。
 

窓の日除けを開けておく

火災がどこで起きているのか確認できるようにするため、必ず開ける。
 

リクライニングを戻す

脱出時の妨げになるため、必ず戻す。
 

手荷物は持ち出さない

緊急脱出時において、手荷物は通路を塞ぐだけでなく、手荷物を取っている間に逃げ遅れる原因となりうる。また、脱出スライドを傷つける可能性もあり、自分の後ろの人の命も危険にさらすことになるため、必ず手ぶらで逃げる。
 

 
初めの2点(起きておく、靴を履いておく)については個人的にあまり意識していなかったので、今後は意識して行動しようと思います。


 

 516便の搭乗者全員が助かった奇跡

また、今回、516便に乗った379人全員が助かった要因として、BBCの記事では、エアバスA350が使われていたことが挙げられていました。

具体的には、
  • エアバスA350は、強力な最新の素材が含まれるCFRP(炭素繊維複合材)が使用されており、非常に強い衝撃を受けたにもかかわらず胴体が砕けず、滑走路上で機体を停止させることができた
  • 全員が脱出するまで火災に耐えることができた
ということのようです。




その他、機体を最後までコントロールした機長、冷静に乗客を確実に避難させた客室乗務員、客室乗務員の指示に従って正しく避難した乗客など、皆がみんなの命のために行動したことが、この奇跡を産んだのだと思いました。