先日数ヶ月ぶりに美容院へ行きました。
いつもの髪型に戻したく、スマホのカメラフォルダに保存してあった昔の写真を見せ、前髪と襟足はばっさり切っていただきたい旨を伝え、いざカットスタート。
世間話が始まり、美容師さんから、長らく通ってくれていたお客さんが仕事を辞めて大阪に帰ることになったとの話を聞きました。
それに続き、人はどういうときに美容院を変えるのかについての話題になりました。美容師さんとしては、お客さんが思ったように髪を切ってもらえなかったと感じたとき、と考えているようでした。
美容院はそこそこお金がかかりますし、見た目に直結する部分なので、お金を支払って思い通りのスタイルにならなかったら、サービスを提供される側としては「もういいや」となりかねません。
私もそれが理由で美容院を変えたことがあります。そして、それ以外の理由で個人的に多かったのが、引っ越しでした。引っ越し先からいつもの美容院まで通うのが億劫になったか、引っ越し後も通うほど気に入ってはいなかった、といった感覚です。
そんな話で盛り上がっていると、別の美容師のお客さんが入ってきました。どうやら、初めてのショートカットに挑戦しようとしているようで、美容師の方にイメージ写真を見せていました。
「ばっさりいっちゃいますよ〜」という言葉が聞こえてきて、こちらまで緊張しましたが、『はじめてのショートカット、ファイト!』という気持ちで見守りました。
その流れで私から美容師さんに、「最近はもっぱらベリーショートなので、ばっさりいっちゃってくださいと言うようになっちゃいました」と伝えると、「私も躊躇なく切るようになっちゃいました」と返ってきました。
二人でワハハと笑い合いました。
「お客さんからこういう風に切ってくださいと言われて、こんなの無理だよ!と思ったことってありますか?」
「んーーないですね。受け取り方次第だと思うので。色々解釈を変えてこんな感じかな〜って切っていきます。」
「長く通っている方だとある程度好みがわかっているから、髪型のイメージ合わせがしやすいですか?」
「そんなことはないです。こういう髪型にしてほしいですという話を聞いて、それならこの髪型ですか?と写真を見せても違うと言われることがあるので、イメージ合わせは難しいです。伝わるだろうと思ってざっくり指示する人もいれば、細かく伝えてくれる人もいます。」
私自身が美容師さんに上手く髪型の希望を伝えられてるか不安に思いましたが、その後の会話で、問題ないことがわかり安心しました。
そんなことを話しているうちにカット終了。
いつもの髪型にしていただきました
というわけで、今回は美容師さんの頭の中を覗いてみました。
ショートカットに挑戦しようとしていた女性の方、どうなったでしょう。新しい髪型、気にいるといいですね。
美容師はプロフェッショナル。でも、おそらく彼らも毎回のカットで新たな発見や挑戦があるのだろうと思います。私には美容師の経験がないからこそ、彼らの世界に触れることは新鮮で面白い。これからも、美容師さんから学ぶことがたくさんありそうです。
それではまた