2025年10月18日(土)田沢湖一周サイクリングを終えて、田沢湖を眺めながらランチができるレストランで食事を済ませた後は、遊覧船に乗船する。
レストランを出ると、雨がポツポツと落ちてきていた。
遊覧船の時間を待っている間は、木が生い茂っている下で雨宿り出来るほどだったが、船に乗る頃には本降りになっていた。
田沢湖の遊覧船は、1日4便で9:00、11:00、13:00、15:00に出ている。
7月20日〜8月20日は、10:00、12:00、14:00、16:00も前述に合わせて出ているみたい。
期間は、4月下旬〜11月上旬らしい。
当初は、11:00便の遊覧船に乗船する予定でいたが、午後から天気が崩れる予報を考慮して、田沢湖一周サイクリングの後で13:00便に乗船した。
混雑する時は、窓際の座席が全て埋まる事もあるらしい。
土曜日なので、混雑するかもしれないと思っていたが、天気が良くなかったせいもあるのか?混雑はしてなかった。
シルバー人材と思われる高齢の男性の方がガイドを務めていたが、田沢湖の事や遊覧船の楽しみ方を丁寧にレクチャーして下さっていた。
田沢湖の基本情報としては、日本一の水深423mを誇り、コバルトブルーの湖色で快晴の日には美しく太陽の陽が反射するという。
しかし、この日は前述の通り雨で、2日前も雨で土砂が流れ込んだ事もあって、残念ながらコバルトブルーの田沢湖は観れず、本日はエメラルドグリーンの田沢湖だとガイドの方は仰っていた。
それからガイドの方は、遊覧船に乗船した際は、船が発進した時の引き波を観なければ、バスに乗っているのと同じで半分くらい損するので、後ろのデッキへ移動して是非ご覧くださいと言っていた。
昨年の福岡遠征でも巌流島へ行った時に連絡船に乗ったが、引き波の事は全く考えなかった。
船が発進すると、最終的にY字型に引き波ができる。
確かに、船に乗った時にしか観れず、一見の価値はあるかもしれない。
遊覧船の楽しみ方としては、良い事を教えて下さっただろう。
動画版の遊覧船引き波もご覧あれ。
船が停船している間に、田沢湖に棲む魚であるウグイに餌をあげる事が出来る。
餌をばら撒いた時の争奪戦が物凄い!
1940年代に玉川の酸性水流入で、田沢湖は強酸性の水質となり、クニマスなど多くの魚が絶滅する中で、ウグイは生き残った生命力の強い魚とされている。
ウグイの餌の争奪戦を見て、2014年9月に六甲山で出会った元気な若鯉達を思い出した。
遊覧船は、田沢湖の観光名所である御座石神社とたつこ姫像を巡る。


雨の田沢湖40分の遊覧船を存分に満喫できた。




ガイドの方は、たつこ姫の後姿は、遊覧船に乗った時にしか撮影できないので…、と言われ、それもそうだとたつこ姫の後姿を撮影した。

田沢湖一周サイクリングでもお会いしたが、遊覧船の中から眺めるたつこ姫も良いが、近くで観ればドロを被っていて誰か綺麗にしてあげれば…と率直に思ってしまう。

遊覧船の後は、田沢湖で暮らす秋田犬に会いたかったが、場所が見当たらず、それは叶わなかった。
どちらにしても、この雨ではゲージの中から出れず、ゲージの外から眺めるくらいだっただろう。
田沢湖の名所だった比内地鶏の観覧は終了しているみたいだったので、秋田犬の観覧も本当にやっているのかな!?って感じだったが、雨の中を探す気にもなれなかったので田沢湖の観光を終えた。
路線バスで田沢湖駅に戻ったが、新幹線までは大分時間があった。
でも、駅構内には展示室があって新幹線を待つまでの暇しのぎには十分だった。

展示室の前には、現代の人間社会を脅かす存在であるツキノワグマ、他ニホンカモシカのリアルな像が飾られていた。
こんなのが目の前に迫ってきたら、やはり驚異か!!

ここ仙北市と前日に少し訪れた鹿角市は、秋田県の中でも熊出没が多いとされている。
夜にはホテルで、仙北市で女性が熊に襲われた!なんてニュースも目にしたが、サイクリング中に遭遇しなかったのは本当に運が良かったのだろう。
田沢湖一周サイクリング中に熊は見かけなかったが、熊谷ナンバーの車だったら見かけた。
サイクリング中に関東圏の車のナンバーもチョロチョロ見かけたが、熊の代わりに熊谷ナンバーの車に姿を変換して、神様がトーマスを護って下さったかな…。
すっかり熊の影に隠れた存在だが、ニホンカモシカも田沢湖に生息しているみたい。

熊みたいに悪さはしないから特別話題には上がらないが、特別天然記念物に指定されているので、ツキノワグマと共に展示されているのかもしれない。
遭遇しても静かに見守っていれば、向こうから攻撃してくる事はないみたい。
展示室には、縄文時代の遺跡が展示されていて無料で観覧できる。
vol.5へ続く











