元日の侍ブルー観戦に次いで、今年二度目のサッカー観戦は、極寒の国立競技場で行なわれたヴィッセル神戸vsインテル·マイアミ。
国立競技場で観戦する者は、メッシの出場可否が気になっていた。
残念ながらメッシは、ベンチスタートもスアレス、ブスケッツ、ジョルディ·アルバはスタメンに名を連ねた。
サウジでのアルナスル戦、香港に続いて国立競技場でも千両役者不在でキックオフを迎えようとしていた。
しかし前半15分、大迫のシュートが左ポストと右ポストに立て続けに阻まれると、前半終了間際にはキーパーとの1対1も決められず、再三のチャンスをモノにできなかった。
スコアが動かぬまま迎えた後半15分。
遂に、レオ·メッシがピッチに降臨した。
38,000人収容のスタジアムながら満員の観衆で埋められながらもレオのプレーが観れなかった香港のファンの事を考えれば、そうとしなければならない。
スコアレスドローに終わったものの、後半34分にはレオに決定的な場面が訪れたが、シュートは惜しくも防がれた。
90分が終わり、PK戦まで行なわれたが、メッシ不在のPK戦は要らなかっただろう。
このPK戦で被害を受けたのは、インテル·マイアミの5人目で出てきたキッカー(32番)だった。
メッシが登場しないまま迎えた5人目なので、ブーイングが沸き起こる中での登場だった。
決めればインテル·マイアミ勝利が決まる場面で、キーパーがセーブし大歓声が沸き起こった。
しかし、この大歓声の意味はヴィッセルを敗戦の窮地から救ったからではなく、PK戦でメッシが観れる可能性が残ったからである。
インテル·マイアミの6人目のキッカーが外してヴィッセルの勝利が決定した時も歓声ではなくて、むしろため息混じりの悲鳴のようなものが聞こえていた。
メッシが試合を欠場した事で香港で起きたブーイングなら理解は出来るが、国立でインテル·マイアミの5人目のキッカーに当てられたブーイングは意地汚いもので不快だった。
国立では、30分もメッシのプレーが観れたのだから、それだけで良かっただろう。
またPK戦にも出て来なかったとは、レオ·メッシの状態も良いものではなかったのだろう。
そんな中で、少ない国立競技場の観衆の中でもピッチに出てきてくれた事には感謝。
グラシアス レオ メッシ。