地元の駅で切符を購入しようとしたら、婦人のポリ公が来て手荷物の検査の要求をされた。
別に、やましい事は何も無いし、悪い物を持っている事もなかったので、『気が済むまでやってくれ!』と持ってたバッグを婦人ポリ公に手渡した。
手荷物検査の途中で、もう1人男のポリ公も来て「ポケットの中の物も調べさせて下さい」と言ってきたので、ポケットの中の物を一通り出してやった。
何が、そんなに怪しく見えたのか分からない。
通勤等で普段出歩く時と何も変わらない格好で駅まで来た時の出来事だった。
男のポリ公から「急いでますか?」と尋ねられたが、キックオフまではかなり余裕があったので「そうでもないです」と答えた。
何故、手荷物持ち物検査をされたのかさっぱり分からない。
でも、快く応じたからなのか分からないが、検査が終わると男のポリ公は、帽子を取って深々とお辞儀をして「ありがとうございました」と言った。
最後に、職質か雑談か分からないが婦人ポリ公から「これから何処へ行かれますか?」と尋ねられたので「国立競技場へ行きます」と答えた。
男のポリ公の礼儀が正しかったのが返って不気味になり、後でバッグの中身を確認したが、取られた物は何も無かった。
彼等は、本物のポリ公だったようだが、偽ポリにも気を付けなければならないと戒めにもなった出来事だった。
もし、奴らが偽ポリだったら、男のポリ公がポケットの中の物を検査している隙に婦人ポリ公がバッグから財布を抜き取るなんて事をされた可能性は高かった…と思うとぞっとする手荷物持ち物検査だった。
日本では余り無い事かもしれないが、全く無いとも言い切れないので、用心するに越した事はないだろう。