冬季開催カタールW杯の影響で例年よりも1週間早く、今週ミッドウィークに欧州チャンピオンズリーグが開幕を迎える。

今夏のメルカートでも大きな動きが見られたが、間もなく火ぶたが切って落とされる欧州CLグループステージでは、メルカートを賑わせて移籍したビッグネーム3選手が昨季までプレーしたスタジアムへ帰還する。


まず、開幕節である9/7には、パリ·サンジェルマンからユベントスへ移籍したディ·マリアが早くもパルク·デ·プランスへ帰還する。


翌週の9/13には、バイエルンからバルセロナへ移籍したレバンドフスキーがアリアンツ·アレーナへ帰還し、10/25には、ドルトムントからマンチェスター·シティへ移籍したハーランドがジグナル·イドゥナ·パルクへ帰還する。


昨日の友は今日の敵。


欧州CL組み合わせ抽選会を見て、こんなにも偶然が重なるものか!?と思った人も居るはず。


3つも重なれば、最早偶然ではないとも思えるが、仮に操作されていたとしても観る方にも興味は与えられる。


セリエAでは、今夏のメルカートを賑わせてユベントスからローマへ移籍したディバラがセリエA第3節でユベントススタジアムへ帰還した時には、ユベンティーノからは好意的に迎えられた。


しかし、昨季冬のメルカートでフィオレンティーナからユベントスへ移籍したブラホヴィッチは、移籍後間もなくアルテミオ·フランキへ帰還したコパ·イタリア準決勝1legでヴィオラから敵意向きだしのブーイングで迎えられた。



ディ·マリア、レバンドフスキー、ハーランド3選手には、移籍の事情が違えど因縁の対決に変わりはない。


今季は、昨季まで19シーズン連続で欧州CLに出場していたC.ロナウドが不在なのはポッカリと穴が開いた感じだが、ディ·マリア、レバンドフスキー、ハーランド3選手の因縁の対決は、C.ロナウド不在の穴を埋めるものだろう。


因縁と言えば、エムバペとレアル·マドリードも今夏メルカートで相当根深いものがあるだけに、決勝トーナメントで対戦する事になればサンチャゴ·ベルナベウは殺伐とした空気に包まれるだろう。


レアル·マドリードvsパリ·サンジェルマンが激突すれば、一昨シーズンまでレアル·マドリードのキャプテンを務めていたセルヒオ·ラモスもベルナベウへ帰還となるだけに、グループステージの流れを組めば決勝トーナメントでの対決も有り得る。


カタールW杯の影響で例年以上にタイトな欧州サッカーが活発になってきた。