今週末、セリエAは最終節を迎える。
今季は、ミラノの街がCALCIOに熱く燃えたシーズンとなっただろう🇮🇹⚽️🔥
最終節にスクデット(優勝)が決まるのは12年ぶりのこと。
ミラノ勢によるスクデット争いは、泣いても笑っても今週末に決着が着く。
今季のミラノ勢のスクデット争いは、ラツィアーレにも少なからず所縁のあるものだった。
インテルのシモーネ·インザーギ監督は、ラツィオの前監督であり、首位を走るミランのステファーノ·ピオリ監督は、ラツィオの前々監督である。
共にラツィオを躍進させた監督でもある。
インザーギ監督は、一昨シーズンラツィオを12シーズンぶりにチャンピオンズリーグ本選に導いた。
そして、グループステージを突破してラウンド16へ進出した。
ピオリ監督は、チャンピオンズリーグ予備選に止まったもののセリエA3位という好成績を残した。
当時のセリエAは2チームしか欧州CLストレートインが叶わなかったので、本選出場は逃したがセリエAではインザーギ監督よりも成績を残した。
スクデット争い最終節は、ミランが敵地ながらサッスオーロに引き分け以上で優勝が決まるだけにピオリ監督が優位である。
インテルは、ホーム(サンプドリア)だけに勝って、果報は寝て待てと行きたい。
インザーギ監督が現役時代にラツィオでスクデットに輝いた22年前も今季と同じで、首位と勝ち点2差で最終節を迎えていただけに、あの時の奇跡の再現を信じたい。
一方、ローマ勢の今季は、ヨーロッパリーグ出場権争いに止まったが、ラツィオは最終節を残してヨーロッパリーグ出場を決めた。
キエッリーニとディバラのホームラストマッチとなったユベントススタジアムでのユーベ戦で後半ロスタイム最後の最後にミリンコビッチ·サビッチが劇的な同点ゴールを決めて6位以内が確定した。
残り1枠を、ローマ(60p)、フィオレンティーナ(59p)、アタランタ(59p)の3チームが争う。
注目は、フィオレンティーナvsユベントスである。
フィオレンティーナから冬のメルカートでユベントスへ移籍したブラホビッチが、アルテミオ·フランキのピッチに立つだろうか!?
コパ·イタリア準決勝では、大炎上級のブーイングを浴びていただけに、今度も出てくれば同じ目に遭うだろう。
ユーベは消化試合なので、古巣のファンを刺激するためにわざわざ出てくるような事はしないかもしれない。
自らのゴールで古巣と古巣ファンの目的を潰すのもどうだろうか!?
もっとも、フィオvsユーベ戦前日にローマ(vsトリノ)が勝てば、その時点でヨーロッパリーグ出場権争いは終わるが…。
残念なのは、ラツィオがEL出場を決めたおかげで(現在のところ)最終節のDAZN配信から漏れたこと。
サレルニターナとカリアリの間で行なわれる残留争いもDAZNからは無視されている。
サレルニターナのダヴィデ·ニコラ監督は、チームが残留を決めたらサレルノからヴァチカン市国まで歩いていってローマ法皇に会うと公言している。
2016-17シーズンにクロトーネを奇跡の残留に導いた時も公約通りイタリア半島を自転車で縦断した監督である。
運命の最終節でサレルニターナは、ホームのウディネーゼ戦勝利で残留が決まる。
引き分けなら、カリアリが引き分け以下で残留となる。
サレルノからヴァチカンがあるローマまでは直線距離で240㎞あるという。
スクデット争い、ヨーロッパリーグ出場権争い、残留争い、それぞれでどんなドラマが待ち受けているか!?
ラツィオは全てにおいて高みの見物だが、週末はセリエAクライマックスを堪能しよう🇮🇹⚽️👀







