凡そ3週間ぶりの記事更新は、学生時代決して得意だった訳ではないが、世界地理の話をする。


世界には、二重内陸国と呼ばれる国が2ヵ国存在する。


2ヵ国共に日本には馴染みの薄い国だが、リヒテンシュタインとウズベキスタンである。


島国である日本にとって二重内陸国というのも馴染みが薄いかもしれない。


二重内陸国というのは、隣国が全て内陸国である国を言う。


世界地図で見ると殆んど目に出来ない小国であるリヒテンシュタインは、文句無しで二重内陸国である。


しかし、ウズベキスタンは二重内陸国と呼ぶには微妙な印象もある。


トーマスが学生時代に、世界地理を習い出した頃はソ連の時代でウズベキスタンは存在しなかったが、1991年にソ連が解体されて誕生した国である。


余談だが、1997年にはトーマスの人生初の海外遠征地となる予定もあった。


フランスW杯アジア最終予選ウズベキスタンvs日本の観戦予定を立てたが実現しなかった。


ウズベキスタンの隣国であるカザフスタンとトルクメニスタンには、カスピ海がある。

カスピ海は、日本列島の面積とも張り合うほどの広さを持つ世界最大の塩湖として知られているが、カスピ海を囲む5ヵ国(ロシア、カザフスタン、トルクメニスタン、アゼルバイジャン、イラン)の沿岸協定で、カスピ海は2018年8月12日に海として認定されている。

カスピ海は、湖か?海か?という論争は沿岸各国の権益を巡る問題で、20年以上も続いたとされている。

ウズベキスタンが二重内陸国であるか否かは、カスピ海沿岸諸国にとってはどうでも良い事だが、カスピ海が海であるならば、地図でご覧の通りウズベキスタンは二重内陸国ではなくなる。

因みに、ウズベキスタンには魚料理は殆んど見られず、有ったとしても値段が高いという。

その辺は、二重内陸国らしさが伺える。

内陸国なら1999年にパラグアイを訪れた事があるが、海へ出るには国境を2つ越えなければならない二重内陸国は、この先も無縁だろう。

でも、侍ブルーのサポーターは、ウズベキスタンとのアウェー戦で遠征する事があるかもしれない。