
平成から令和へ時代の移り変わりと共にトーマスのサッカーTV観戦もスカパーからDAZN(ダゾーン)へと変わった。

新興勢力DAZNの猛威は著しく、さすがにスカパーだけではサッカー観戦に限界を悟り始めた。
時は20世紀まで遡ること1990年代。
トーマスがTVで欧州サッカー観戦を始めた頃は、WOWOWの時代だった。
当時は、イタリアリーグ・セリエAと欧州チャンピオンズリーグをWOWOWで観戦していたが、そこへスカパーが現れてWOWOWからセリエAと欧州チャンピオンズリーグの放映権を奪い取ってしまった。
WOWOWではセリエAと欧州チャンピオンズリーグが観れなくなり、スカパーへの加入を余儀なくされた。
そして、面倒な手続きを踏んで苦労の末にスカパーで欧州サッカー観戦が出来るようになったのが、21世紀元年である2001年7月からだった。
スカパーとは、sky perfect TVの事である。
そのパーフェクトという名に違わず、WOWOW時代よりも多くの試合を観戦出来るようになった。
世界最強リーグだった当時のセリエAは、全試合放送していた。
その他にも、欧州や南米のW杯予選や各国の親善試合等、サッカー観戦エリアが爆発的に増えた。
21世紀以降は、スカパーで幅広くサッカー観戦が出来るようになって良い時を過ごしていたが、そこへ現れたDAZNに欧州チャンピオンズリーグ観戦を奪われ、セリエAも一部のビッグマッチの観戦機会を奪われた。
間もなく、ブラジルで開幕を迎えるコパ・アメリカもスカパーでは放送されずDAZNに放映権を持っていかれた事で、DAZNへの加入を真剣に考え始めた。
正に今から18年前、WOWOWからスカパーへサッカー観戦を移行した21世紀元年と状況が同じだった。
今から18年前と同じく、スカパーからDAZNへの移行が苦労の末に完了して、令和元年からはDAZNでサッカー観戦が可能となった。
そして、DAZNへ移行した事でサッカー観戦の幅がスカパーよりも更に広がった事も18年前と同じだった。
スカパーでは、毎節3試合しか放送されないセリエAが、DAZNでは7試合放送される。
その他にも、ブンデスリーガを除く欧州5大リーグの他にオランダ、トルコ、オーストラリアリーグまで観れるのだから恐れ入る。
それに、サッカーだけではなく野球他様々なスポーツが月額1,890円で観戦出来る事も、スカパー以上にお得である。
ただ、現時点では使い始めたばかりのamazon fire TV stickが突如インターネット回線で接続エラーする事があって全幅の信頼を置けない事も確かである。
その不安さえ無ければ、DAZNへの移行は大正解。
しかし、サッカーだけでなくスポーツ観戦において猛威を奮うDAZNだが、時が未来へと進めば別の勢力に脅かされる事も有り得るだろう。
WOWOWからスカパーへ...、スカパーからDAZNへとサッカー観戦の天下が推移していったように、令和が終わる頃にはDAZNでは満足なサッカー観戦が出来なくなっている事だって考えられなくはない。
もし、別の勢力がサッカー観戦の天下を握るような事があれば、またそちらへの移行も考えなければならない時だって来るだろう。
時の流れ、時代の移り変わりは試練になる事もある。
面倒な事だが、何事も試練を乗り越えれば良き道も開かれるので、頑張らなければならない!

