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虎の本拠地、並びに野球の聖地である甲子園球場でスグルvsサダハルの一戦が行われた。


キン肉星第58代大王キン肉スグルと、キン肉スグルの祖父であるキン肉タツノリの弟キン肉サダハルという文字通り時を超えた戦いは、世紀の激闘となった。


「甲子園で逆転満塁ホームランじゃ!」というスグルだが、由来は江川卓投手である。


そして、当時の陰湿で影の時代だったキン肉族を飛び出して完璧超人となり、永遠の若さを手に入れたキン肉サダハルの由来は、世界のホームラン王である王貞治氏。


タイムマシンが実在すれば、野球でも聖地甲子園で観てみたい両者の戦いを漫画家ゆでたまごは、キン肉マンという原作でどのように描いたか...。

ネームバリューは、スグルよりもサダハルの方が断然に上である。

主人公はスグルだが、プロ野球界最高のレジェンドである(王)サダハルだけに(江川)スグルに負けるというストーリーでは、オールドジャイアンツファンからクレームも聞こえてきそう...。

しかし、漫画というストーリーだけに結論から言えば勝ったのはスグルだが、サダハルにも勝つ決定機が2度に渡りあったのだ。

1度目は、ペルフェクシオンバスターが決まった時。


完全に意識を失い、放っておけばダウンカウント負けの状態にあったスグルを無理やり立たせて試合を続行させた。

キン肉族を潰す為に、スグルを殺す目的でリングに上がったサダハルは、こんな形で試合が終わる事を望まなかった。


2度目の勝機も決定的と思われたが、フィニッシュホールドに自らの必殺技であるマッスルスパークではなくアロガントスパークを選択した事で自滅してしまった。



アロガントスパークが完璧に決まり、サダハルが勝ったかに思われたが、死闘の限りを尽くして疲労困憊のサダハルには、まだ完全に自らのオリジナルホールドとはしていないアロガントスパークは、諸刃の剣だった。

それでも、アロガントスパークに拘ったのは完璧超人であるが故に、より完璧な技で完璧な勝利を追及したからだった。

悪魔超人の、どんな手を使っても勝つという悪魔主義を通せば、サダハルはマッスルスパークでスグルに勝っていただろう。

質実剛健を貫き通して自滅したサダハルだが、最後の力を降り絞ってスグルに戦いを挑むも、スグルのマッスルスパークが決まった。



スグルvsサダハルの世紀の甲子園決戦は、64分28秒の激闘の末にスグルが勝利した。


伝統の一戦TG甲子園3連戦も虎がG倒トレブル(3タテ)を果たした。

明後日からの交流戦でもスグル仕込みの虎の火事場のクソ力で、パを倒してもらいたい。


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