クラブW杯準決勝でJリーグ王者鹿島アントラーズが南米王者アトレティコ・ナシオナルを破り、Jクラブ史上初のクラブW杯決勝進出を決めた。

明暗を分けたのは、何と言ってもサッカー史上初となるビデオ判定が適用された前半30分鹿島のフリーキックの場面だった。



ビデオ判定の結果、セットプレーの競り合いで西がエリア内でベリオに足を引っ掛けられている事が判明し、鹿島にPKが与えられた。


土居が、そのPKをきっちり決めて鹿島が先制した。


南米ではマリーシア(ずる賢い)と言って、ピッチ上では騙したモン勝ちと言ったところがあるが、ビデオ判定が導入されてる以上、マリーシアはもう通用しない。

人の目はごまかせても、カメラの目はごまかせない。

今年のコパ・アメリカセンテナリオでは、ブラジルvsペルーで神の手ゴールによりブラジルが敗退した事があった。

古くはマラドーナの神の手ゴールもあったが、それらは、全て得点を取り消される事になる。


シャペコエンセの追悼的な意味合いでクラブW杯に参加したアトレティコ・ナシオナルが圧倒的に押しまくった試合だった。

鹿島はGK曽ヶ端のビッグセーブやゴールバーに守られた場面が度々あった。

もし、ビデオ判定制度が無くて鹿島にPKが与えられてなければ、その後どうなっていたか全く分からない試合だった。


ただ、PKで先制した後の鹿島の粘り強い守備も見事だった。

堪えに堪えた末の遠藤の追加点はお洒落なヒールでのシュートだった。


アトレティコ・ナシオナルにトドメを刺すゴールを決めた鈴木は、大ファンであるというクリスティアーノ・ロナウドのゴールパフォーマンスをやったが、ゴールパフォーマンスに関してはぎこちなく映った。



今夜の鹿島の勝利は歴史的快挙である。

でも、これで終わりではない。

決勝は、九分九厘レアル・マドリードと対決するだろう。

そこで、奇跡を起こしてもらいたい。

チャンピオンシップ2leg埼玉スタジアムで鹿島がJ王者になると予想できた者は、どれだけ居たか?

今夜、吹田スタジアムで鹿島が南米王者を倒してクラブW杯決勝進出すると予想できた者は、どれくらい居た?

勝負に絶対はない。

かしま~♪レ~オ~あか~♪
きせきを♪おこせ~♪

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