
【得点者】
1-0 14分 コウチーニョ(ブラジル)
2-0 29分 コウチーニョ(ブラジル)
3-0 35分 レナト・アウグスト(ブラジル)
4-0 59分 ガブリエウ(ブラジル)
5-0 68分 ルーカス・リマ(ブラジル)
5-1 70分 マルスラン(ハイチ)
6-1 86分 レナト・アウグスト(ブラジル)
7-1 90+2分 コウチーニョ(ブラジル)
初戦をスコアレスドローで終えたセレソンが鬱憤を晴らすかのようなゴールラッシュでハイチを粉砕した。
ハットトリックを達成したコウチーニョが素晴らしい活躍だった。

ゴールラッシュを締めくくる7発目は、正に『Golazo!』だった。
後半からジョナスに替わって投入されたネイマール2世の呼び声のあるガブリエウがゴールという形で結果を残した事は、セレソンにとっても大きいだろう。

決定機を数本外していたが、裏への良い飛び出しも多く見られた。
次戦以降は、ネイマール2世の方を先発で見たくなった。
この圧勝劇でグループリーグ首位に躍り出たセレソンは起爆剤としてもらいたい。
次のペルーとのグループリーグ首位攻防で真価が問われる。
一方でグループリーグ敗退が決まったコパ・アメリカ初出場のハイチは、セレソンとは不思議な繋がりがあった。
2004年8月、内戦に揺れるハイチにロナウド、リバウド、ロナウジーニョ、ロベルト・カルロスらベストメンバーのセレソンが特別装甲車に乗ってやって来た。
観戦チケットは金銭ではなく、所持している武器と引き換えに渡していたという。
反政府勢力の一般市民は、武器を渡せばセレソンの試合が観戦できた。
その時から12年後、衰退した現在のセレソンに対してハイチは多いに野心を持って臨んだという。
ブラジルW杯でセレソンがドイツに1-7で敗れた試合をチーム関係者全員で観て「こう言う事もあるんだ」と言い聞かせてセレソンとの決戦に臨んだらしい。
それが仇となったのか...!?
セレソンとの公式戦初対戦も1-7で惨敗してしまった。

