☆Last adventure 最後の試練 vol.6◇
《セリエAクラシコの哀しき現状》

ユベントススタジアムの所定のゲートから入場する時がきた。

初めて目にするA4プリント用紙型のチケットで本当に入れるか不安だったが、ゲートまで来ると同じようなA4プリント用紙型のチケットを手にしてる人がいたので安心した。

そのチケットとパスポートを提示してスタジアムに入場できた。

スタンドへ続くゲート前の広場でユベントスのゴールゴールキーパーであるジャンルイジ・ブッフォンをモデルにした着ぐるみの人を見つけて記念撮影してもらった。


顔は似てないが、一応ユベントスの守護神である。


それから、中盤のプレーヤーであるポール・ポグバも見つけて記念撮影してもらった。



両者共に着ぐるみとは言え、中心選手でもあるので、付近に居たユベンティーノに大人気だった。

気軽に撮影に応じてくれて「Grazie」
それから、撮影にご協力してくれた付近の方々も「Grazie」


壁には、レジェンドの写真も彩られていた。






いずれも説明不要のレジェンドである。


壁の写真の中では唯一現役プレーヤーのブッフォンだが、レジェンドに紛れていても遜色無い。




地面に描かれている星の中にはレジェンドの名前が描かれている。




ジネディン・ジダンの名前が描かれた星が大勢のユベンティーノにフォトされていた。




刻一刻と海外遠征第1弾ユベントスvsミランのキックオフが近づいている。

スペイン・マドリードではレアルvsバルサのエルクラシコが行われるが、ここトリノでもセリエAのクラシコが行われる。

現地メディアは、間もなくキックオフを迎えるセリエAのクラシコをどのように見ているのか?

先ずは、トリノに本社を置くトゥット・スポルトを見てみよう。


ディバラ ノープロブレム
ユベントスにはアルゼンチン人(ディバラ)が必要だ。
アッレグリ(監督)も今、それを確信した。

ミハイロビッチ
ミランに変な空気

ガルシア(監督)は、まだジェルビーニョとサラー抜きでボローニャと戦うローマの事を考えている。』

生意気にも、イタリア語の辞書を駆使してトゥット・スポルトの1面を解読してみた。

ざっくりとしたところでは、こんな感じだと思うが、違っていたら容赦して頂きたい。

予想スタメンは、以下の通り。

本田は、ベンチスタート予想となっている。


そして、どういう訳だか本日の予想スタメンと同じページに2003年5月28日マンチェスターで行われたCL決勝ユベントスvsミランの出場選手が載っていた。


本日の予想スタメンと見比べれば、同じカードでも哀しくなるくらいの差がある。

世界最高峰欧州CL決勝のメンバーを載せた意図は、この記事にあった。

チャンビオンズリーグ決勝でもあった対戦
今は、何?

10年の間にイタリアのクラシコは価値が下がった。
話題や論争する人が少なくなった。
変革しなければならない。』

一番栄えていた頃のセリエAクラシコを引き合いに出して、その頃から成り下がった現在を嘆くトゥット・スポルト。

欧州カテゴリーで1位、2位の争いからセリエAで6位と7位の対戦まで落ちれば、嘆きたくなるのは解る。

喩え成り下がったとしても、トーマスはユベントススタジアムへセリエAクラシコを観戦に来ただけに、そこまで現実を指摘されては哀しくなった。


続いてミラノに本社を置くガゼッタ・デロ・スポルトを見てみた。


1面の中心はさすがに、譲らなかったが、上部にマドリードでのエルクラシコの話題を持って行かれている。

セリエAクラシコの衰えもあるのだろうが、それ以上にエルクラシコの存在が大きいようにも思えた。

『CR7(クリスティアーノ・ロナウド)、メッシは出場する?
 
ロナウドは、メッシが本調子に戻っているかを気にしている

スクデット争いに向けて立て直す戦い

ユーベ-ミラン
どちらかが消える

一つの足踏みがチャンビオンズリーグも危うくする』


予想スタメンは以下の通り。


本田は、やはりベンチスタートとなっている。

エルクラシコの予想スタメンも以下の通り載っていた。


気になるメッシはスタメン予想だが、どうだろうか?

この遠征でバルセロナも観戦するだけに、トーマスとしてもメッシの動向が気になるところだが、マドリードのエルクラシコは、既にキックオフを迎えている。
 
トリノのクラシコは、現地メディアに釣れない書かれ方をされたが、トリノの寒さを吹き飛ばす熱い試合を期待したい。

To be continued.