中編より続く...。

シウダーデルエステからアスンシオンへ戻ってきた。
ここでは、日本代表の第2戦、地元パラグアイ代表との試合を観戦する。
ホテルで朝食に向かうと、テーブルに座っている人が「おはよう」と言ってきたので、「おはようございます」と言って振り向いたら、元Jリーガーでジェフ市原のDFだった宮澤ミッシェルさんだった。
朝食へ来た日本人に「おはよう」の挨拶をしてくれているみたいだった。
地球の裏側まで日本代表を応援にやって来た日本人サポーターに対して「ご苦労さん」という気遣いも込められている感じでありがたい心遣いだった。
加藤久さんの姿もあった。
南米では、泊まれるホテルも限られているので、一緒のホテルになったのだろう。
我々が宿泊しているホテルでさえも部屋のドアの立て付けが悪く開けたり閉めたりするのにも、すんなりと行かない事があったり、シャワーを浴びればお湯に変わるのに30分くらい待たされたり等といった感じである。
他のホテルは、もっと悪いのだろうと思う。
南米は物価が安いが、パラグアイの通貨であるグアラニーは100グアラニーで凡そ3円というインフレ状態で、それほど高くない買い物でも大金を払っている感覚にさせられる。
リラだった頃のイタリアと同じだった。
パラグアイの名産品は、ニャンドゥティレース。
蜘蛛の巣をイメージして作られたレースであるとか。

7月初め、日本は暑い夏を迎えているだろうが、地球の裏側は寒い季節となっている。
肌寒い中で南米での最後の観戦を迎えた。
最初に観戦した、ディフェンソーレ・デル・チャコスタジアムへ行くと大勢のパラグアイサポーターの姿が見られ、我々を見つけると挨拶をしてくれる傍らで「ナカータ ???」と中田英寿の事を何か言っているようだった。
日本代表の司令塔である中田は、この大会でチームには帯同していない。
今考えれば、それも折角招待してくれた南米サッカー連盟に対して失礼だったのではないかと思う。
ロナウドもサラスもセリエAでの激闘を終えた後で南米選手権に帯同しているのだから、休んでいる暇など無い。
チームの顔でもある中田不在と言うだけで、日本は真面目にやってない事にもなる。
真面目ではない日本がアウェーでパラグアイに叶うわけなどなく、0-4という結果も納得できる。
この試合で2ゴールを挙げたサンタクルスは、まだ17歳だった。

南アフリカW杯で対戦した時、イケメンストライカーと呼ばれていたパラグアイ代表ストライカーも当時は、まだ少年だった。
後にパラグアイの国民的英雄にまで大きくなるとは言え、日本で言うところの高校生に2つもゴール割られるとは、とんだ失態だった。
現在も日本代表は、南米で勝利を挙げた事がない。
南米は、ヨーロッパ以上に別世界という感じが強くて、環境の変化を肌で感じるところはあると思う。
ヨーロッパの代表チームもドイツ代表が昨年のブラジルW杯で初めて南米で優勝したほどだった。
今後、日本代表がW杯優勝を目指すにあたって、南米で南米のチームを倒せるようにならないとだめだろう。
ここのところ、コパアメリカに招待されながら出場に至らない事が残念で仕方ない。
今度招待されたら、何にも目をくれず南米に行ってもらいたい。
南米を旅できた事、それから、南米で南米サッカーを観れた事は本当に貴重な経験だった。
成田空港に帰ってくる時は何時でもホッとするが、南米は飛行機の旅が長いだけに、尚更ホッとする。
帰国した時に、そう言った気分を味わえるのも海外遠征の醍醐味のような気がする。
それが味わえるのも、あと一度と思うと寂しい気持ちもある。
海外遠征メモリアル 地球の裏 南米選手権 終り。

シウダーデルエステからアスンシオンへ戻ってきた。
ここでは、日本代表の第2戦、地元パラグアイ代表との試合を観戦する。
ホテルで朝食に向かうと、テーブルに座っている人が「おはよう」と言ってきたので、「おはようございます」と言って振り向いたら、元Jリーガーでジェフ市原のDFだった宮澤ミッシェルさんだった。
朝食へ来た日本人に「おはよう」の挨拶をしてくれているみたいだった。
地球の裏側まで日本代表を応援にやって来た日本人サポーターに対して「ご苦労さん」という気遣いも込められている感じでありがたい心遣いだった。
加藤久さんの姿もあった。
南米では、泊まれるホテルも限られているので、一緒のホテルになったのだろう。
我々が宿泊しているホテルでさえも部屋のドアの立て付けが悪く開けたり閉めたりするのにも、すんなりと行かない事があったり、シャワーを浴びればお湯に変わるのに30分くらい待たされたり等といった感じである。
他のホテルは、もっと悪いのだろうと思う。
南米は物価が安いが、パラグアイの通貨であるグアラニーは100グアラニーで凡そ3円というインフレ状態で、それほど高くない買い物でも大金を払っている感覚にさせられる。
リラだった頃のイタリアと同じだった。
パラグアイの名産品は、ニャンドゥティレース。
蜘蛛の巣をイメージして作られたレースであるとか。

7月初め、日本は暑い夏を迎えているだろうが、地球の裏側は寒い季節となっている。
肌寒い中で南米での最後の観戦を迎えた。
最初に観戦した、ディフェンソーレ・デル・チャコスタジアムへ行くと大勢のパラグアイサポーターの姿が見られ、我々を見つけると挨拶をしてくれる傍らで「ナカータ ???」と中田英寿の事を何か言っているようだった。
日本代表の司令塔である中田は、この大会でチームには帯同していない。
今考えれば、それも折角招待してくれた南米サッカー連盟に対して失礼だったのではないかと思う。
ロナウドもサラスもセリエAでの激闘を終えた後で南米選手権に帯同しているのだから、休んでいる暇など無い。
チームの顔でもある中田不在と言うだけで、日本は真面目にやってない事にもなる。
真面目ではない日本がアウェーでパラグアイに叶うわけなどなく、0-4という結果も納得できる。
この試合で2ゴールを挙げたサンタクルスは、まだ17歳だった。

南アフリカW杯で対戦した時、イケメンストライカーと呼ばれていたパラグアイ代表ストライカーも当時は、まだ少年だった。
後にパラグアイの国民的英雄にまで大きくなるとは言え、日本で言うところの高校生に2つもゴール割られるとは、とんだ失態だった。
現在も日本代表は、南米で勝利を挙げた事がない。
南米は、ヨーロッパ以上に別世界という感じが強くて、環境の変化を肌で感じるところはあると思う。
ヨーロッパの代表チームもドイツ代表が昨年のブラジルW杯で初めて南米で優勝したほどだった。
今後、日本代表がW杯優勝を目指すにあたって、南米で南米のチームを倒せるようにならないとだめだろう。
ここのところ、コパアメリカに招待されながら出場に至らない事が残念で仕方ない。
今度招待されたら、何にも目をくれず南米に行ってもらいたい。
南米を旅できた事、それから、南米で南米サッカーを観れた事は本当に貴重な経験だった。
成田空港に帰ってくる時は何時でもホッとするが、南米は飛行機の旅が長いだけに、尚更ホッとする。
帰国した時に、そう言った気分を味わえるのも海外遠征の醍醐味のような気がする。
それが味わえるのも、あと一度と思うと寂しい気持ちもある。
海外遠征メモリアル 地球の裏 南米選手権 終り。