神|001 310 011|7
ヤ|011 000 010|3

勝:藤浪10勝5敗0S
S:呉昇桓2勝2敗36S
敗:古野4勝3敗0S
HR:江越ソロ5号
神:藤浪-歳内-高宮-安藤-岩本-呉昇桓
ヤ:古野-松岡-秋吉-久古-ロマン-オンドルセク

虎にとって重要な神宮、東京ドームと続く東都シリーズ初戦を勝利で飾った。



重要な初戦を任された藤浪の序盤の投球は良いものではなかった。

3回まで5四球の制球難。

2回裏には二死から投手古野と三輪に連続四球で押し出しで先制点を献上。

江越の同点ソロで追いついた後の3回裏には暴投で失点し、ウル虎の夏でヤクルト打線にやられた時と同じになるのではと不安にさせられた。


ところが、ヤクルト先発古野もピリッとしない。

1点リードをもらった直後の4回表、先頭ゴメスに死球を与えると、猛虎の主砲に威嚇され、リズムを乱したか...、マートンにも四球を与えた。

今成のセカンドゴロが併殺崩れとなって一死1,3塁でチャンスが広がるも江越が討ち取られ二死となった。

チャンスが萎んだかに見えたが、鶴岡の3塁線を破るタイムリー二塁打で同点に追いついた。

続く藤浪も3塁線を破る2点タイムリー二塁打で逆転。


江越と同じく、藤浪が打点を挙げた試合もプロ入り後、不敗神話がある。

藤浪の得点圏打率は、何と11打数5安打.455である。

この試合も、この一打で、自身の投球にリズムを戻した。


4回以降は、降板する7回までの4イニングを1安打、無四球、無失点に抑えた。


8回表の攻撃時も二死後、ベンチから出てきて投球練習を開始したので、8回裏も続投と思われたが、マウンドへは向かわずベンチへと戻った。


4点リードを若虎で守り切りたい首脳陣の期待に歳内と岩本が応えられず、安藤とオスンファンに頼ってしまったのが、東都シリーズ初戦をスッキリと終われなかったところだった。



7回4安打2失点でハーラートップの10勝目を挙げた。

高卒から3年連続二桁勝利は松坂以来14年ぶり。

ダルビッシュもマー君も出来なかった事をやったのだから素晴らしい事である。


東都シリーズ初戦を取って、今季初の6連勝となった。

夏のロードも中盤戦を迎えた重要な東都シリーズを首位固めの場とするため、今後も勝ち進んで行ってもらいたい。