
チャンピオンズリーグストレートインを懸けた運命のローマダービーを1-2で落とし、ラツィオは最終節でナポリとチャンピオンズリーグ出場権3位を争う事になった。
敗れはしたが、敗戦に値しない戦いだった。
前半は、圧倒的にボールを支配してローマに枠内シュートはおろか、枠外シュートすらも1本も打たせなかった。
ラツィオのディフェンス網に掛かりっ放しだったローマの攻撃が変わったのは、トッティに替えてイバルボを投入し、更にケイタが負傷してピアニッチが投入されてからだった。
ローマの先制点の攻撃の起点となったのがピアニッチのパスであり、ラツィオがジョルジェビッチのゴールで追いついた後の勝ち越しゴールとなったのもピアニッチのフリーキックからヤンガンビアのまぐれ臭いヘッドだった。
この男がピッチから退くまでは、ローマは1本もシュートが打てなかった。
ずっと、この男がピッチに居てくれれば良かったのに...。

なのに、この男、本当にBAKA O-JI。

ミラニスタのパクリとは、オリンピコのピッチよりもクルヴァ・スッドの方が良く似合うだろう。王子クン。
やる事の程度が低いよ。
一方でラツィオは、ダービーで敗れた精神的ショックはデカイが、引きずっているヒマなどない事は指揮官も良く分かっている。

「ローマは最大限にチャンスを生かした。おそらくゴールへのシュートは2本か3本だったと思う。(ナポリ戦で)まだひとつチャンスがあるのですべてを懸けて戦いたいと思っている」
「今日は別の結果で終わるべき試合だったが、集中力が途切れた代償を支払わされた。ここ2試合、敗れるに値しない試合で敗れてしまっている。次は我々が本物のチームであることを見せたい」
セリエA最終節でも、イタリア全土が注目するビッグマッチが一つ増えた。


最後に、これだけ重要な試合を3試合も続けて行えるのは、それだけ良いシーズンを送れた事でもある。
最後は、何としても笑って終わりたい。