虎が今季2度目の3連勝、今季初の甲子園での同一カード勝ち越しを決めた。



今季初勝利を挙げてお立ち台に上がった岩田は「情けないピッチング」と振り返った。

7回無失点ながら、10安打を浴びて6回表以外は降板するまでの全てのイニングで得点圏にランナーを置いた。

粘りに粘って掴み取った白星に謙遜したが、前日までの2連勝で先発に勝利が付く流れを絶やさず、自身も今季初めて勝った事で虎も岩田自身も今後に向けて明るい兆しと言えるだろう。




虎打線も初回から岩田を援護した。

今日から始まったゴールデンウィークの甲子園に詰め掛けたスタンドの虎党の雰囲気にリーグトップの防御率0.69を誇る石山が圧倒されたか...。

西岡、鳥谷の連続四球で一死1,2塁の先制チャンスを迎えた。

制球難の石山からゴメスが先制タイムリーを放ち、マートンもタイムリーで続いて2点を先制した。




6回裏にも、再び石山の乱調を攻め立てた。

先頭のゴメスがセンター前ヒットで出塁すると、続く福留の打席では、バントの構えの福留に惑わされたか、パスボールでゴメスは2塁に進塁。

更に、ワイルドピッチで無死3塁のチャンスをもらった。

福留の打席では、浅めのレフトフライにゴメスが本塁へ突っ込みかけて引き返した。

突っ込んでいたら、ゴメスは憤死の可能性が高かった。

一死3塁、追加点のチャンスは更に続き、初回にタイムリーを放っているマートンが、この日2本目となるタイムリーをライト前に落として、助っ人コンビで3点目を叩き出した。




前夜に続いて、この試合も最後を締めた石仏は、虎2年目で通算48セーブを挙げ、虎のレジェンド助っ人ジェフの記録を抜いて虎助っ人のセーブ記録を更新した。

今季のセーブもリーグトップとなる9セーブまで重ねた。




昨年、セントラルのタイトルをジャックした虎助っ人達が本来の働きが出来るようになれば心強い。

虎の反攻が始まった。