
3年前、イタリア中で話題となったインテリスタのフィリッポ君が低迷している愛するクラブに渇を入れる為、再びメッセージボードを持ってサンシーロへ現れた事が、3年前と同じく話題となっている。
3年前の2011-12シーズン2月、サンシーロで行われたボローニャ戦でフィリッポ君が「勝って!じゃないと、学校でいじめられちゃうよ」というボードをスタンドで掲げた事が話題となった。
そのシーズンでインテルは7位に低迷し、苦しい時期を過ごしていた。
当時、小学3年生だったフィリッポ君のインテル愛は、イタリアのカルチョファンの感動を呼んだという。
フィリッポ君はインテルの練習に招待されて、当時のキャプテンだったサネッティにサイン入りユニフォームをプレゼントされている。
トーマス&バルルでも、細やかながらフィリッポ君を取り上げている。
インテリスタ少年もドロ沼|トーマス&バルルの部屋
http://ameblo.jp/tomas1223/entry-11170047069.html
3年前は7位だったが、今季は10位に沈むチームに業を煮やしたフィリッポ君が再びサンシーロに現れたのは前節のパルマ戦だった。
小学6年生になったフィリッポ君がメッセージボードに書いた事は、以下の通り。
「勝利と安定を。これは声明じゃないけど、アドバイスだ! 僕はまだ小学6年生…。これ以上あなたたちを擁護できない」
子供は、どんどん大きくなっていくというが、フィリッポ君のメッセージも3年前と比べると、急激に大人っぽくなった事が伺える。
チームを、そこまで愛せるのは素晴らしい事である。
トーマスも凡そ20年間、ラツィアーレとして生きてきた。
フィリッポ君も、いつまでもインテルに対する熱い想いを忘れずに、どんな時でもインテリスタであり続けてもらいたい。
ただし、セリエAのティフォージには悪者連中もいるので、そういった悪い大人達にはくれぐれも影響されないようにしてもらいたい。