虎将 何としても甲子園に戻る

日本ｼﾘｰｽﾞ第４戦、虎は延長10回裏中村にｻﾖﾅﾗ被弾を浴び、王手をかけられた。

この試合も初回にﾏｰﾄﾝの緩慢な守備と岩田の野選で2点を先制される厳しい展開となった。

虎は、3回表に一死から3連続四球の暴れ馬中田を捕らえ、ﾏｰﾄﾝの犠飛と福留のﾀｲﾑﾘｰで2-2同点に追い付いた。


虎先発岩田は、初回に2点を失ったが、その後は0を並べて7回2失点でﾏｳﾝﾄﾞを降りた。


試合は膠着状態のまま、今ｼﾘｰｽﾞ初の延長に突入した。

延長10回裏一死1塁で本多の犠打を藤井がｾｶﾝﾄﾞ封殺を狙ったが送球が少し逸れて野選となった。

1塁ﾗﾝﾅｰが俊足明石で一死を取っていたのだから、確実にｱｳﾄが取れるﾌｧｰｽﾄへ投げておけば良かっただろうし、そうしておけばｻﾖﾅﾗ被弾は防げていた。

虎は、日本ｼﾘｰｽﾞのﾋﾞｼﾞﾀｰは8連敗。
日本一を決めた29年前の第６戦、西武球場以来勝ってない。

福岡へ来てから詰まらないﾐｽが絡んでの失点が目立つようになってきた。

「何としても甲子園に戻って勝負できるよう、明日やるしかない」と言った虎将。


甲子園に戻るためには、日本ｼﾘｰｽﾞでのﾋﾞｼﾞﾀｰ連敗記録ｽﾄｯﾌﾟは必須。

29年ぶりの栄冠への道は、29年ぶりのｼﾘｰｽﾞでのﾋﾞｼﾞﾀｰ勝利から歩んでいきたい。

とにかく、球場が変わっても、きっちりした野球をみせてもらいたい。