今年のクラシックの主役を演じるであろうトーセンスターダムは、早くから話題を集めていた。

1歳セレクトセールでリサーブ価格5,000万円からスタートして最終的に2億5千万円で落札された時から話題となっていた。

しかし、高値で取引された馬が必ずしも走るという訳ではないのが競馬の難しいところ。

トーマスが過去のPOGで取った最高値の馬は3億3千万円のフサイチジャンクだが、重賞一つも勝てずに終わった。

当時の(フサイチで知られる)関口氏の所有馬では、他でも4億9千万円でザサンデーフサイチを購入するも、僅か3勝止まりで7千万円程度しか稼げなかった馬もいる。

更にその上には、史上最高額の6億円で取引されながら怪我でデビューすら叶わず、繁殖牝馬となった馬もいたよう。

POGの所有馬を決める時には、馬の写真を見ても、血統を見ても専門的な事は分からないので、どうしてもPOG関連の本や新聞に頼ってしまう。

そうなれば、1億円を超えるような高額で取引された馬は話題になるだけに指名して騙されるケースが多かったが、今年のトーセンスターダムは、大きな夢を見せてくれる。

トーセンスターダムの次走である、クラシック第一弾皐月賞は、トーマスが出走するかすみがうらマラソンと同じ4/20である事に運命を感じる。

当日は、お互いに良いレースが出来るよう、トーマスもトーセンスターダムと共に、しっかりと調整をしておきたい。