コパ・イタリア決勝戦のキックオフを今や遅しと待ちわびるオリンピコで両チームスタメンが以下の通り発表された。

ラツィオ
GK
マルケッティ
DF
コンコ、ビアーバ、カナ、ラドゥ
MF
レデスマ、カンドレーヴァ、オナジ、エルナネス、ルリッチ
FW
クローゼ

ローマ
GK
ロボント
DF
マルキーニョス、ブルディッソ、カスタン、バルザレッティ
MF
ブラッドリー、デ・ロッシ、ラメラ、トッティ、マルキーニョ
FW
デストロ

そして、両チームイレブンが入場し、スタジアムのボルテージが一気に高まった。





イタリア人の誰かにより、イタリア国歌斉唱が行われた後で両選手達はグランドへ散った。

キックオフの準備は完了したが、ロマニスタが陣取るクルヴァ・スッドからの大量の発煙筒の煙がグランドを覆って視界が消えた為、煙が引くのを待機していた。

セリエAでレベル、質が高いのはミラノダービーやイタリアダービーを初め北部のビッグクラブ同士の対決だが、最も熱狂的で、白熱するのはローマダービーを置いて他にはない。

この試合、スカパー中継が有るのか分からないが、いずれにしても大部分の日本のファンが観戦出来ないのが、残念で
仕方なかった。

グランドを覆っていた煙が引いた後で、コパ・イタリア決勝戦、運命のキックオフの笛が鳴った。

開始早々の4分にラツィオがビッグチャンスを迎えたが、クローゼのシュートは惜しくも枠を外れた。

前半はボールを支配し、ゲームをコントロールしていたのはラツィオだった。

前半再び、左サイドからのクロスにクローゼが頭で狙う決定的場面もあったがキーパーに阻まれた。

決定的場面を殆ど作れなかったローマは、前半終了間際にデストロが右サイドからのクロスにヘッドで合わせたが枠を外れた。

初めてラツィオが肝を冷やす場面だった。

前半は両チーム無得点で終了した。

前半だけで両チーム合計5枚のイエローカードが飛ぶ、白熱の試合となった。

コパ・イタリアのタイトルと共に来季のEL出場権も、この試合で委ねられている。

それに何よりローマダービーだけに、両チーム共に譲れない。

しかし、ここまで白熱すると両チーム共に後半で退場者を出してしまうのが最も怖いだろう。

ラツィオは3選手がイエローカードを受けているだけに要注意だった。

続く(^O^)!