前身のトヨタカップからクラブワールドカップに変わったのは2005年からで、そのクラブW杯が現行の7チームで行われるようになったのは2007年からである。

それでは、7チームのトーナメント方式で行われている現在のクラブW杯の問題点について語らせてもらいたいところだが、現行の方式では開催国、オセアニア地区代表と欧州、南米両クラブとで日程的なハンデが有り過ぎる。

前者は決勝若しくは3位決定戦まで進めば4試合こなすのに対し、後者は2試合で済む。

タダでさえ強い欧州、南米がハンデの恩恵を受けてる現行の方式では前身のトヨタカップと変わらないと言っても過言ではない。

2005,06年は大陸王者のみ6クラブで行われ欧州、南米がシードされるトーナメントだった。

大会を少しでも盛り上げる為に開催国枠を設けたが、その影響でハンデが前の6チーム制の方式よりもデカくなってしまった。

そこで、クラブW杯進化案として個人的な考えで恐縮だが、現行の7チームにクラブW杯前回王者も加えて8チームのトーナメント方式で行えばハンデは全面的に解消されて不公平の無い大会に生まれ変わるだろう。

その方式に変更するとなると欧州勢の説得が大きなヤマになるが、クラブ世界一の称号と共に賞金4億円も手にするのであれば3試合くらいこなしてもらいたい。

それから、クラブW杯は欧州勢以外の試合で集客力が劣る面もあるので欧州勢の早期敗退は大きな痛手となるが、今年で言えばバルセロナvsチェルシーを観れる可能性も発生する。

今度、クラブW杯が日本に帰ってくる時には進化した大会に生まれ変わっている事を願いたい。