朝食から既にユニホーム姿だったというほど今日の試合を楽しみにしていたという宮國には、甲子園の独特の雰囲気も全く関係なかった。

前夜まで8試合で5完封負け、3試合連続完封負けという歴史的貧打に苦しんでいた読売だったが、貧打に苦しんでいるのは、虎打線も同じだった。

序盤に、不運な内野安打も絡めて3点先制されて流れが悪くなった事もあるが、これまでの貧打の鬱憤を晴らす読売に対して、虎打線は、ランナーすらろくに出ない状態だった。

7回に、ようやく反撃の狼煙を上げたが、新井のタイムリーの後でブラゼルが虎打線3度目となる併殺打に討ち取られて、プロ先発初登板宮國に交わされた。

今日は、デビュー戦プロ初勝利の宮國を誉めるしかないが、これが、虎打線の本当の姿ではない事を次の対戦でリベンジする事で思い知らせてもらいたい野球

このままでは、虎打線も示しが着かないだろうドンッ