トーマス・ハーンズ 敗れてもなおヒーロー | デトロイトヒットマンのブログ

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今日はボクシングビートの発売日 喜び勇んで本屋に向かった

 

実は私デトロイトヒットマン 1976年1月号から42年間愛読していたボクシングマガジンに本年の1月号をもって別れを告げた

 

ライバル誌のゴング ワールドボクシング 現在のボクシングビートは

注目の試合の特集記事があるとき以外は購入せず立ち読みで済ます

 

真のボクシングファンが読むのはボクシングマガジン プロレス&ボクシングが好きな人はライバル誌 そんな偏見もあったのだが(苦笑)

 

42年間一度も浮気せずずーっと購入し続けていたボクマガとの別れ

辛かったがやむを得なかった その理由は・・・

 

書店に置いている部数が圧倒的に違うから ボクマガは1冊~2冊 書店に着いた時は手垢でクタクタになっている 対してビートは常に10冊以上あってみな新品だ これでは購入意欲に差がでるのは当然

 

更に内容にも差が出ている  ビートの方が読み応えがあるのだ

ボクマガは昔に比べ熱さを感じなくなってしまった 編集者が移動などによりサラリーマン化してしまったように思うのだが

 

そんな理由から2月号よりビートに鞍替えして今月の発売日が15日 北海道は2日遅れの今日発売と目論んで書店に向かったのだが

 

文教堂 TSUTAYA 大手書店を廻ってもまだ出ていなかった 残念

また明日行ってみよう(泣) でもせっかくきたので他の本を探す

 

書棚に「ボクシングファンの教科書」という雑誌をみつけた

発売日は去年の10月 もう半年以上前 全然知らんかったな(苦笑)

 

パラぱらっと立ち読みしたが結構読み応えがあった

ビギナー向けのQ&Aもあったりでボクシングファンが楽しめる一冊

 

私が興味を惹いたのは世界のボクシング界の大枠の流れについて

70年代 アリ フレージャー フォアマン ノートン ヘビー級の時代

80年代 ハグラー ハーンズ レナード デュラン 中量級の時代

90年代 タイソン ホリフィールド ルイス 再びヘビー級の時代

00年代 メイウェザー パッキャオ 再び中量級の時代

そして現代 廻る廻るよ時代は廻る ジョシュア ワイルダー

三度やってきたヘビー級黄金時代の幕開けだ

 

一番読み応えがあったのは全時代を通じたグレートファイトランキング

 

3名の著名なボクシング評論家が選んだランキングが発表されていた

ランクインした試合は何れもボクシング界の歴史に残る名勝負

 

トップ10が紹介されていたがその中のトップ3を書き記そう

 

原 功  元ボクシングマガジン編集長 現在はボクシングライター

1.シュガー・レイ・レナードVSトーマス・ハーンズ 第1戦

2.マービン・ハグラーVSトーマス・ハーンズ

3.ムハマド・アリVSジョージ・フォアマン

 

福田 直樹  世界的なボクシングカメラマン

1.シュガー・レイ・レナードVSトーマス・ハーンズ 第1戦

2.マービン・ハグラーVSトーマス・ハーンズ

3.ムハマド・アリVSジョージ・フォアマン

 

津江 章二  共同通信の編集委員でJBCの理事を務める 

1.ムハマド・アリVSジョージ・フォアマン

2.ジョー・フレージャーVSムハマド・アリ 第1戦

3.シュガー・レイ・レナードVSトーマス・ハーンズ 第1戦

 

3名ともファン歴50年を誇る熱狂的なボクシングフリーク

ボクシングの世界において生き字引のような人たちだ

 

その方々が選んだ名勝負トップ3

 

因みに昨年記事にしたが雑誌「ナンバー」のファン投票のトップ3は

1.シュガー・レイ・レナードVSトーマス・ハーンズ 第1戦

2.ムハマド・アリVSジョージ・フォアマン

3.マービン・ハグラーVSトーマス・ハーンズ

 

私個人のランキングも上記「ナンバー」と全く同じ

 

やはり同じ時代を生きたボクシングファンの想いは似ているのか


それにしてもオールタイムの名勝負ランキングトップ3の2試合に何れもloseと標記されるハーンズの凄さには驚くばかり

 

名勝負は勝者だけでは演じることは出来ない

勝者に負けないくらい敗者も強く美しくなければ試合は評価されない

 

レナードもハグラーもハーンズという恐るべき対戦者がいてこそ輝けた

 

誇らしいぜ ハーンズ  

やっぱり君は敗れてもなお我らがヒーローだ

 

 

ボクシングマガジンの名物男にして元編集長の宮崎正博氏も80年代を総括した増刊号で自身がハーンズ狂であることをカミングアウトした

 

日本人ボクシングファンの間でも驚くほどに人気の高いボクサーだった

 

トーマス”ヒットマン”ハーンズ

 

強さと脆さが同居した本当に魅力的なファイターだった