物・心・情報を整える生前整理で
生き活®を普及している宝生です。
今日もブログ訪問ありがとうございます。
小川糸さんの本を読みました。
食堂かたつむり
2010年1月に第一刷が発行されてもう10年。
初めて読みました。
じっくり読みました。
私は読むのが遅いです。
気に入った箇所は何回も読み返したり
目を閉じて空想したりするから
とにかく時間がかかります。
頭の中で映像を浮かび上がらせながら
じっくり時間をかけて読んでしまいます。
一気に読むのは勿体ないような本でした。
電車移動の時に少し読んで
バスの中で
寝る前にベッドの中で
本の裏表紙に紹介されている内容です。
同棲していた恋人にすべてを持ち去られ
恋と同時にあまりにも多くのものを
失った衝撃から声をも失った主人公の倫子。
山あいのふるさとに戻った倫子は
小さな食堂を始める。
それは一日一組だけをもてなす
決まったメニューのない食堂だった。
小川糸さんの描写がとにかく丁寧。
そして優しくて温かみがあります。
ポロポロと涙が出るシーンもあれば
一気に泣けるシーンもあれば
うっとりして光景を思い浮かべるシーンも。
色や匂いや食感が伝わる
空気や草を渡る風を感じる
可愛いブタのエルメス
倫子のおかん
食堂に集まる人々
強烈なキャラクターの倫子の母親のおかん
その本当の姿や想いに触れた時には
バスの中でしたが泣いてしまいました。
どこを読んでも素敵なシーンの数々でした。
読むだけで心が整いました。
今まで読んでいなかったのが残念ですが
反対に今だったから良かったのかも?
いい作品に「今」出会えて良かった
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