映画 『friends もののけ島のナキ』 お薦め! | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

昨日帰国して早速、今日は息子(6歳)のリクエストで二人でおでかけ。まず浜松町のポケモンセンターへ行って、お昼に息子の大好きなラーメンを食べ、そのあと有楽町の映画館で映画を観ました。

観た映画は、アニメ『もののけ島のナキ』です。3D版で観ました。

原作は『泣いた赤おに』
色んな人が絵を描いた絵本がありますが、うちにあるのはこれ。

ないたあかおに (ひろすけ絵本 2)/浜田 廣介

¥1,050
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この絵本、読み聞かせしても、涙腺が弱いのでうるうるきてしまいます。
これは息子の前でヤバいかも…。

しかし、私は息子に言われるまでこの映画の存在を全く知りませんでした。
結局、前知識もあまりないままに、映画を観ました。



結果…、やられました。笑いあり、涙ありのとてもいい映画でした。
結末は知っているのに、やっぱりウルウル。

以下、ネタばれあり。注意です。


物語は原作からは、かなり膨らまされています。
もののけ島に迷い込んだ赤ん坊(コタケ)を、赤鬼(ナキ)が友人の青鬼(グンジョー)の助けを借りながらしばらく世話をするものの、元の人間の村に送り返そうとします。

…あれ?これは、どこかで聞いたような話。『モンスターズ・インク』にそっくりですね。
そしてナキの周りには、それぞれ個性的なもののけ(モンスター)たち。うーん、ここまで似たストーリーとキャラクターにしなくてもよかったのに、そこだけがちょっと残念。
コタケの可愛さはブーを超えていると思いますが。

とは言え、その後は『泣いた赤おに』のストーリーになっていきます。
青鬼の素晴らしい友情に、知っているくせに(知っているからこそ?)ウルウル。

監督は『ALWAYS三丁目の夕日』の山崎貴氏。お涙頂戴の演出はお手の物ですね。はい、私はそういう単純な手法に弱いです。
ゴーヤのお化け(ゴーヤン)や雇われ用心棒など、ギャグもしっかり利いています。


映像の3Dはきれいで、素早い動きも背景も全く申し分なく、肌・岩・木・布などの質感もしっかり描き分けられていました。グンジョーが凶悪な化け物になって人間を襲うシーンはかなりの迫力。この映画で最も大事な涙も、かなり派手にデフォルメされながら綺麗に表現されています。
日本のフルCGアニメ映画でもここまで表現できるようになったのだと驚きです。

ギャグ的な動きの一部をスローモーションにする、という手法が多用されていますが、これは日本のアニメらしいですね。(例えば予告編の最後みたいに)

主人公のナキの声を演じたのは香取慎吾。かなりのダミ声で全く違和感がなく、これが香取慎吾とはわからないほどでした。
(この間観た実写版『宇宙戦艦ヤマト』では、主人公が古代進というより木村拓哉だったのと大違い(笑)。)

エンディングの外国の曲もいいな、と思っていましたが、調べたらMISIAだったのですね。


有楽町のTOHOシネマズ日劇、お客の入りはあまりよくありませんでした。
もっと人気が出てもいいのに、と思います。上映している映画館・回数も少ないようですね。

大人も子供も笑って泣いて楽しめる、いい映画だと思います。
お薦めです。