スティーブ・ジョブズ 伝説のスピーチ | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

Apple社の創業者で前CEO、スティーブ・ジョブズ氏が56歳で亡くなったニュースは世界をかけめぐっています。

今まで断片的にその人生について知っていたりしましたが、改めてWikipediaで読んでみると、まさに波乱万丈の人生ですね。ちょっと整理してみました。

1955年 未婚の女子大学院生の子供として生まれ、生まれてすぐ労働者階級の夫婦の養子に出される。

1972年 リード大学に入学したものの半年で中退。
1976年 21歳で友人と二人でApple Iの販売開始、大成功。25歳で2億ドルを超える資産を手に入れる。

1985年 30歳でApple社から解任される。→NeXT社立ち上げ。またピクサー社のCEOに。
1991年 36歳で9歳年下の女性と結婚。

1995年 『トイ・ストーリー』封切り。大成功。このとき40歳。
2000年 45歳でApple社のCEOに就任。iTunesとiPodで音楽事業に参入→大成功。

2004年 すい臓がんと診断。治癒可能とわかり、手術で復帰。
2005年 スタンフォード大学の卒業式で伝説のスピーチ。(50歳)

2008年 第二世代iPhoneの発表会に痩せた姿で登場。
2011年10月5日死去(56歳)


若いときは飛び抜けて優秀だけど、とんがっていてトラブルメーカーでもあったようです。

それが死を覚悟する病気になったこともあるのでしょうか、スタンフォード大学の卒業式では、穏やかな言葉で、「伝説の」とまで呼ばれる素晴らしいスピーチをされています。




↑字幕の翻訳が、たまに原文と合っていないところがあります。

↓こちらの字幕の方が優れているように思います。(ブルンさんのブログで紹介されていました。)ただ、Amebaでは(?)埋め込めませんでした。

http://video.google.com/videoplay?docid=9132783120748987670&hl=en#


「あなたがたの時間は限られています。他の誰かの人生を生きて無駄にしてはいけません。ドグマにとらわれてはいけません。それは他の人たちの思考の結果とともに生きることだからです。他人の意見の雑音によって内なる声が掻き消されてしまわないようにしてください。そして最も重要なことですが、あなたの心や直感に従う勇気を持ってください。心や直感は、あなたが本当は何になりたいのかすでに知っています。他のことは全て二の次です。」


カッコいいですね。こんな言葉に憧れたりもします。

しかし実もふたもないことを言うと、成功者だからこんなことが言えるし、そもそもこんな風にスピーチをするように依頼されているのですよね…。世の中には、スティーブ・ジョブズと同じように自分のやりたいことを貫いた結果、結局、つらい人生を送るようになった人は五万といるはずです。私たちは、そんな人たちのスピーチを聞くことはまずありません。この点は理解しておくべきと思います。

一方、その人生をいい人生と思うかどうかはまた別の話で、価値観・人生観によることでしょう。他人から見たら失敗の人生でも、本人が満足していればそれはそれで幸せなことです。逆に内なる声を抑えて安定した生活を選択したことで、自分の人生にうつうつとした不満を持ち続けることもあり得ます。

若い人は、自分の可能性を信じて行動することも大事です。
大学の卒業生に向けたスピーチとして素晴らしいですね。

私たちおじさんですら、心をゆさぶられます。

スティーブ・ジョブズ氏が亡くなった今、このスピーチの重みが増しているように思います。
世の中を変えた偉大な起業家の早すぎる死に対し、追悼の意を表します。