福島第一原発 飯館村などでプルトニウム検出 | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

昨日、無事、中東某国に到着しました。
今日はお休みです。(こちらでは、木・金が休み。)

さて、NHKのニュースを見ていたら、プルトニウム検出のニュースが流れました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110930/t10015963921000.html

(引用開始)
東京電力福島第一原子力発電所からおよそ45キロ離れた福島県飯舘村の土壌から、国の調査で、事故によって放出されたとみられるプルトニウムが検出されました。事故のあと、プルトニウムが原発の敷地の外で検出されたのは初めてですが、文部科学省は「濃度は低く、このプルトニウムによる被ばく量は非常に小さい」としています。

調査は、ことし6月から7月にかけて文部科学省が、福島第一原発から80キロ圏内の合わせて100か所で土壌を採取し、プルトニウムなどの濃度分布を調べました。その結果、原発から北西方向の双葉町と浪江町、それに飯舘村の合わせて6か所で原発事故によって放出されたとみられるプルトニウムを検出しました。このうち最も原発から離れた場所は、飯舘村のおよそ45キロ地点で、プルトニウム238が1平方メートル当たり0.82ベクレル、プルトニウム239と240の合計で、1平方メートル当たり2.5ベクレルが検出されました。国の調査で原発の敷地の外でプルトニウムが見つかったのは初めてです。文部科学省によりますと、今回検出されたプルトニウムの濃度はいずれも低く、これらのプルトニウムによる被ばく量は非常に小さいとしています。

核燃料に含まれる放射性物質に詳しい東京大学大学院の長崎晋也教授は「揮発してガス状になりやすいヨウ素やセシウムと違って、プルトニウムは粒子で存在し質量も大きいので、45キロも離れたところまで飛ぶとは思わなかった。ただ、粒子が非常に小さければ気象条件によって遠くに運ばれることはありえないことではない。メルトダウンして溶け出した燃料に含まれるプルトニウムの小さな粒子が水蒸気などと一緒に大気中に出て、風で運ばれたのではないか」と話しています。
(引用終わり)

私も、敷地内で毎時10シーベルトの放射線量が検出されたというニュースに際して、プルトニウムはガス状にならないので、原発敷地外ではほとんど検出されないのだろうと書いたことがあります。

http://ameblo.jp/tomamx/day-20110802.html

それでも、きわめて細かい粒子であれば風で運ばれることはあるでしょう。
実際、今回検出された量はよく検出できるものだと思うくらいきわめて微量であり、このプルトニウム自体の健康被害は考える必要はないでしょう。

このニュースについて、「子供を守ろう SAVE CHILD」というサイトでも早速記事が書かれています。

http://savechild.net/archives/9503.html

で、まず「敷地外で初めて」という報道に疑問が呈されています。

(引用開始)
初めて?
福島原発敷地以外でプルトニウムが検出されたのが初めてというのはどういう意味なのでしょうか?文部科学省の調査で検出されたのが初めてということでしょうか?
5月25日に採取した大熊町の土壌調査ではプルトニウムが検出されています。なのに「原発の敷地以外で、検出されたのは初めてという。」というのはどういうことなんでしょうか?大熊町役場の公式ホームページにきちんと土壌検査の結果が掲載されていて、そのにはプルトニウムは検出されたことになっています。
(引用終わり)

このとき検出された量は、最大で1平方メートル当たり11.1ベクレル。今回より高いです。

そして、このサイトで、東北大学大学院理学研究科 小池武志先生、金沢大学 山本政儀先生の報告として、「プルトニウムについてはごく微量であり、大きな問題ではない。」とのコメントが記載されています。

こちらのサイトは、今回初めて訪問したので十分読んでいませんが、放射能汚染の危険性を告発するサイトのようです。私の意見とは相容れない部分もあるかと思います。

このようなサイトですら問題ないとしている量よりさらに少ない微量のプルトニウムですので、今回のニュースで世間が大騒ぎをしないように願いたいものです。

もうネット上では大騒ぎになり始めているようですが…。