ニュートリノが光速を超える? → 宇宙戦艦ヤマト! | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

素粒子のひとつであるニュートリノが光速を超えたというニュースが駆け巡っています。
アインシュタインの特殊相対性理論を覆す大発見なのでしょうか?

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110924-OYT1T00229.htm

(引用開始)
現代物理学への挑戦…光より速いニュートリノ

 名古屋大など11か国の研究機関による国際研究グループが、「ニュートリノは光よりも速かった」ことを示す実験結果を発表した。

 事実であれば、「光速は超えられない」とするアインシュタインの特殊相対性理論を覆す可能性がある。現代物理学は、この理論を土台にして築き上げられており、その影響は計り知れない。実験結果がもたらした衝撃と、その影響を探った。

 「現代物理学の基本原理に対する挑戦だ」

 ミュー型ニュートリノの速度が光速を超えたとの発表に、東京大学宇宙線研究所の鈴木洋一郎教授は驚きをあらわにした。基本原理とは、アインシュタインが1905年に発表した、有名な特殊相対性理論。20世紀に物理学が急発展する土台となってきたこの理論は、「質量を持ったものは光速を超えることができない」と結論づけているのだ。

 相対性理論によると、光速に近づくと、その物体の質量がどんどん増えて無限大に迫り、加速できなくなってしまう。ミュー型ニュートリノも質量を持つ粒子なので、光速は超えられないことになる。

 光速に近い速さで動く物体には、ほかにも不思議なことが色々起きることが、相対性理論からは導き出される。たとえば時間の進みがゆっくりになったり、距離が縮んだりする。かつて絶対不変だと考えられていた時間の進みや空間の広がりが、実は変化するという事実は、物理学以外の分野にも大きな影響を与えた。現代哲学の大家、故アルフレッド・ホワイトヘッドは、相対性理論などをもとに、独自の宇宙観を打ち立てた。

 相対性理論と矛盾する今回の実験結果は、物理学を支えてきた基本原理だけでなく、時間や空間についての考え方まで革命的に変える可能性を秘める。

 「今後、複数の実験施設で同様の結果が出てくれば、特殊相対性理論を100年ぶりに修正する必要が出てくる。どのような修正が必要になるか見当もつかない」と、高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所の山内正則副所長は語る。

 (科学部 本間雅江、吉田典之)

(2011年9月24日09時48分 読売新聞)
(引用終わり)


実は最近、「宇宙は何でできているのか」という本を読んでいました。

宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)/村山 斉

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ベストセラーになっていて、やさしく書いていそうだったので買いました。
私の物理学の知識では、クウォークとかニュートリノとかは全く分かっていないので、この本でわかるかもと期待して。。

でも、やっぱり難しかったです。言葉としては簡単に書いてあるのですが、それが理解できない。
正直、読んでいても眠気との戦いになって、直前に書いてあったことすら覚えてなくて・・・という状況でした。

そんなときにこのびっくりするニュース!
もう一度ちゃんと読みなおしてみようかと思っています。



そんなことより、ニュートリノが光速を超えると聞いて、真っ先に思い出したことは「ワープ」!
宇宙戦艦ヤマトで、ヤマトが超光速で移動する技です。
(そんなレベルですみません…。)

ちゃんとニュースにもなっていました。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110924-OYT1T00241.htm

(引用開始)
戦艦ヤマトのワープ実現可能…松本零士さん興奮

 ニュートリノが、光の速度より速く飛んでいるという今回の観測結果が正しいとすると、どうなるのか。

 タイムマシンや異次元空間、宇宙の運命が変わるなど、これまではサイエンスフィクション(SF)の中でしかなかったような奇妙なことが現実に起きている可能性があると、村山斉・東大数物連携宇宙研究機構長は説明する。

 アインシュタインの相対性理論では、ものが速く動くほど時間の進み方は遅くなり、光速では進み方はゼロになる。さらに光速を超えると、時間の進み方は逆になり、時間を遡ってしまう。このような現象はあり得ないとして、アインシュタインは「光速を超えるものはない」とした。しかし、それが破られたことになる。ニュートリノから見ると、到着したイタリアの時刻は、自分が飛び出したスイスの時刻より前になる。

 相対性理論と矛盾しないように「超光速」を説明する考えもある。「異次元」の存在だ。私たちの宇宙は、前後、左右、上下の3次元に時間を加えた4次元の世界だ。もし、5次元や6次元といった、別の次元があり、そこを近道して粒子が通れば、見かけ上、光よりも早く着いたように見えてもおかしくない。だが、「仮想の粒子ならともかく、ニュートリノという実際の粒子にあてはめるのは難しい」と、佐藤勝彦・自然科学研究機構長はこの考えに否定的だ。

 ニュートリノの質量を計算に便宜的に使われる「虚数」という想像上の数字にしてしまう方法もある。だが、ニュートリノの質量を虚数とすると、宇宙全体のエネルギーが変わり、宇宙がどのように生まれ将来どのようになっていくのか計算するのにも影響を与える。

 「アインシュタインの理論を捨てなければならないとはにわかには信じられない。様々な理論や実験を重ねながら検証していかなければならないだろう」と村山さんは指摘する。

 一方、人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」の原作者、松本零士さんは「ヤマトで描いた、ワープ(超光速航法)が実現可能なんだと思った。思いをめぐらして描いたSF作品が、現実だったと証明されていくのは楽しい。さらに新しいアイデアを考えなければ」と今回の結果に興奮気味だった。

(2011年9月24日09時51分 読売新聞)

(引用終わり)

このニュースで松本零士にインタビューしたのは読売新聞だけ(多分)。エライ!


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では、もう少ししたら、中東某国に向かいます。次の帰国は年末の予定です。