最大の目的は、以前にブログ記事に書いた新薬師寺に行くこと。
http://ameblo.jp/tomamx/entry-10785238585.html

(内部は写真禁止なので、こんな写真しかありません;涙)
JR東海の奈良キャンペーンにも取り上げられ、以前から興味もあったのに行ったことのなかったお寺です。歩いてでも行ける場所の高校に通っていたのに、今日、初めて行きました。
十二神将は確かに面白い(不謹慎?)です。
表情も武器も装束もそれぞれ個性豊かな武将たちが、薬師如来を守るようにぐるっと丸く囲んでいます。
名前もバサラ・クビラ・ビギャラ・メキラなどなど、ウルトラ怪獣のような響き。
↓こちらでご鑑賞ください。
http://www.k5.dion.ne.jp/~shinyaku/juunishin.html
これが奈良時代に作られたとは。
誰の作品なのかわからないようですが、今だったら例えばフィギュア作家として人気を博すかもしれません。
堂内ではこの十二神将の昔の彩色を科学的に再現したDVDが流されていました。
昔はド派手な極彩色だったのですね。これまたすごい。
続いて行ったのは、新薬師寺のすぐ近くにある入江泰吉記念奈良市写真美術館。
http://www1.kcn.ne.jp/~naracmp/

入江泰吉は大和路を題材にした作品で評価の高い写真家。
今日は、「昭和20から30年代の大和の暮らし」と、「京の庭」の展示がされていました。
「大和の暮らし」は、奈良のあちことをよく知っている人には特に面白いでしょう。
「京の庭」の方は、奈良に来て京都(桂離宮や苔寺など)の写真を見るのも何ともへんな感じですが(笑)、でも美しい写真がたくさんありました。
自分へのお土産に「あなたが選ぶ もう一度見たい入江泰吉作品」という写真集を第一回から第三回の3冊買いました。素晴らしい写真ばかりで、写真を趣味にしたい欲がまた出てきます。
ちなみに第一回の堂々第一位は「春めく二月堂裏参道」という作品で、私が以前のブログで「お薦め」として紹介した場所の写真でした。
http://ameblo.jp/tomamx/entry-10798137229.html
続いて東大寺に行くことにして、まず昼食。
高校生時代、毎日前を通っていて「とろろごはん」と個性的な大きな字で表に貼り出されているのが印象的だった「下々味亭」というお店に行ってみることにしました。場所は国立博物館の目の前です。
学生時代はとても入れそうにない感じだったし、その後今までも子供づれで何度も奈良公園・東大寺には行ったけど、こういう料理は子供は好きそうにないので行こうとしなかったのですが、今回が初めてのチャンスかもと。
まだ経営してるのかなぁ、と思いながら行ったら…ありました!
→しかしお洒落な「カフェ」になっている!?
ランチ(ポークのクリームソテー)があったので、それを食べました(美味しかったですよ)。
お店の人に「以前は和食のお店でしたよね?」って聞いたら、「7年前にカフェになりました」とのこと。30年来気になっていた「とろろごはん」はついに食べる機会を失いました(涙)。
続いて東大寺へ。
実は、父のところに私の母校(東大寺学園)の保護者会から寄付の依頼が来ていて、そのお礼として「東大寺ミュージアム」の招待券が届いていました。どこにあるのかネットで調べたら・・・開館は10月と。
そんなこと、招待券にも手紙にも書いていない。なんていい加減な。
それは知りつつも、せっかく奈良に来たので、大仏様に娘の合格祈願くらいはしておかないと、と。
3連休の真ん中ということで、観光客も多かったです。
日本人の他は、どうも中国人が多いかったように思います。一方で、昔に比べても欧米人が少ないような気がしました。円高の影響?
南大門横の、昔私が通っていた高校の場所を見ると・・・そこが東大寺ミュージアムになるようで、まだ建設作業中でした。

気持ちのよい晴れの日で、青空に大仏殿は映えました。

大仏殿の中では、柱のひとつに小さい孔が空いていて、子どもがそこを通ると賢くなると言われています。うちの子供たちもくぐったことがあります(霊験があったかどうかは「?」)今日は長蛇の列ができていました。

おじいちゃんから、娘には合格祈願の鉛筆、息子にはOne Pieceのチョッパー(←トナカイ!)と鹿が並んで鹿せんべいを持っているストラップを買ってもらうことにしました。私からはお守りを買いました。

今日は千葉まで帰るため、あまり遅くなりたくなかったので、二月堂・三月堂にも戒壇院にも行かずに、大仏殿だけで終わりとしました。またゆっくり来ようかと。ぜいたく?
JR奈良駅を午後3時頃に出て、夜8時前に自宅に着きました。
それにしても、父と二人だけで奈良観光。まったりと過ごした一日でした。