「原発なき電力供給は目前」のウソ (市民のための環境学ガイド) | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

海外長期出張に出発前の成田空港ビジネスラウンジです。


あまり時間がないので、簡単に。


何度か紹介している、安井至東大名誉教授の運営されているサイト「市民のための環境学ガイド」から。


「原発なき電力供給は目前」のウソ 

http://www.yasuienv.net/ElwoNuke.htm



(引用開始)


 朝日新聞の朝刊では、見開き両面の原発の状況の記事が目立つが、これは投稿記事だと思うが「私の視点」に国際エコノミスト、齋藤進氏が、「原発なき電力供給は目前」、という反原発派の喜びそうな意見をだしている。

 中身はひどい。しかし、この記事がどのぐらいの過ちを犯しているのか、その評価をしようと思っても、具体的な数的論拠が公開されていないので、分からないが、すぐにでもいくつかの決定的な間違いを指摘することはできる。

 このようなひどい意見の掲載を許容している現状では、ますます混乱と誤解だけが伝達される。エネルギー供給の全貌を示す情報を、政府主導で、全面的に開示し、議論を統合すべき段階にあるように思える。

 本日は、齋藤氏の「私の視点」における論旨の疑問点を解明してみたい。


(中略)


B君:さて、「原発を全面停止・廃止しても電気は余る上に、電気代も逆に大幅に下がりうる」、がいつの時点での話か。それは、良く分からない記述ではあるが、終わりに近いところに、「早ければ1年、遅くても2年以内にすべての原発に変わる新規発電設備ができる」としているので、これが答えだろうか。

(中略)


B君:どうかんがえても斎藤氏の「国民の選択次第で目の前にある」はウソ。やはり20年かけてじっくり変えるというシナリオだろう。

C先生:大体終わったかな。
 この程度の詰めの悪い意見が朝日のような大新聞に掲載されるということ自体が異常だと言える。技術的な数値に妥当性があるかどうか、掲載をするなら、朝日新聞がチェックをすべきだろう。妥当な数値を基にして、価格なども明らかにして、その上でどのような考えをもつか。それこそ好みの問題になって、国民の選択の対象になる。
 この斎藤氏の主張は、国民の選択の対象になるレベルの議論ではない。未熟すぎる。
 私の視点に掲載する意見が、本当に国民の選択に資するレベルになるよう、朝日新聞は努力をする義務がある。
 本HPを作成する程度の時間、ほぼ5時間程度であるが、このぐらいの努力で、その論拠の妥当性ぐらいはすぐに分かるのだから。


(引用終わり)



最初と最後だけの手抜き引用ですが(笑)。



ぜひ、元サイトをお読みください。

データを丹念に調査して、正しい情報を集め、冷静に考えて結論を書いておられます。


安井先生は原子力政策を転換すべきというお考えですが、それを支持するに側の記事でも、間違い・ウソは厳しく指摘されています。

こういう方の意見をぜひとも広く知っていただきたいと思います。



・・・では、中東某国に長期出張行ってきます。

今回は、以前に紹介・推薦したカタール航空です。