映画 『僕と妻の1778の物語』 およびその他たくさん | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

中東某国から帰国しました。

帰りのフライトでは『アンノウン』『僕と妻の1778の物語』『秒速5センチメートル(アニメ)』『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男』を観ました。
『Rango』というアニメを見かけましたが、眠くなって撃沈。これはジョニー・デップ主演(声優)ですが、日本未公開のようですね。

今日は『僕と妻の1778の物語』について書くことにしますが、その前に他の映画について簡単に。

『ジーン・ワルツ』
 実は個人的には最も泣けた映画。それぞれの事情での、子どもを産むということの重さ。
 クライマックスのドタバタは同時にあまりにいろんなことが起きすぎて、コメディかよ!と突っ込みましたが。
『白夜行』
 謎解きとしては、よくできていて面白い。しかし、あまりにも暗くて悲しいなぁ。
『K-20 怪人20面相・伝』
 期待してなかったけど、痛快で面白かった。CGがすごい。
『アンノウン』
 途中、主人公の素性が判明するまでは面白かった。
 しかし、その後の展開があまりにも大雑把で、あり得なくて興ざめ。
『秒速5センチメートル』
 切なくて美しいアニメ。映像は完璧にすばらしい。第二話の女の子がいじらしい。
 第一話、小中学生の話に親の姿が全く出ないのは現実感乏しすぎ。
『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男』
 サイパン島で起きた史実を元にした映画。47人の兵で45,000人の米軍を翻弄した大場大尉を竹野内豊が好演。
 いい映画だとは思います。ただ、事実だから仕方ないけど、早く降伏しろよと思ってしまって辛い。


こんなところです。


では、『僕と妻の1778の物語』

2011年1月公開の映画です。草彅剛、竹内結子主演。
『ねらわれた学園』で有名なSF作家眉村卓氏と奥さんとの間の実話を元にしている。

大腸がんで余命1年と宣告された妻。
主人公のSF作家・朔太郎は、「笑うことで免疫力が上がる」という言葉を信じて、毎日1話、妻のためだけに笑える物語を書くことを決める。
結局、妻は5年近く生き続け、朔太郎は約束どおり、1778個の物語を書き続けた。

お涙頂戴ではなく、あっさりとした演出が好印象でした。

竹内結子は、夫を心から愛し、可愛くて明るくてやさしくてしっかりしている奥さんを好演。こんな奥さんのためなら・・・と思わせてくれます。
草彅剛はやや台詞棒読み。それが味なのか?

SF小説を映像化したものがときどき挿入されるのが、古臭くてほのぼのとしていていい。
ただタイトルに「1778」と書いてあるので、まだだなとか、もうすぐだなとか、わかってしまうが残念。

実話といっても、1934年生まれの眉村氏の奥様は2002年に亡くなったそうなので、こんな若い夫婦の話ではないようです。
逆にその年齢でそんなに愛し合っておられたということは、かなり羨ましく、よりぐっと来ますね。

いい映画でした。