(週刊金曜日からの情報です。)
毎日更新されているようで、ここから最新の情報を得ることができます。
http://www.zamg.ac.at/aktuell/
最新のシミュレーション結果はこのようになっています。

原文はドイツ語です。
Google翻訳で日本語にしてみましたがまともな訳にならないので、原文でイタリックで示されている毎日変化がないであろう部分を中心に、ドイツ語をいったん英語に翻訳したものを私が日本語にしてみました。
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Current conditions after an accident in Fukushima (Update: April 3, 2011 12:00)
Spread of radioactivity / weather remains favorable
福島の事故後の現在の状況 (更新日時 2011年4月3日 12時)
放射線の拡散 / いい天気が続く
The issues raised in the forecast always refer to the Universal Time (UTC), please note the time difference of 7 hours between GMT and local Japanese time (eg 09:00 BST = 16:00 Japanese local time)
天気予報で挙げている関心事はいつも万国標準時を使っています。日本の時間とは7時間の時差があることに留意ください。(例:英国標準時で 9:00 = 日本時間 16:00 )
The color scale is currently showing a total of 5 colors. The "Area A" (purple color) defines a region with a maximum load of 0.3 micro Sievert per hour. This value corresponds to the maximum dose rate of natural background levels. In "Area B" (blue) would be to load 3 micro-Sievert, until finally in "Area E" at a value of 3 milli-Sievert per hour arrives, which represents an estimate of the highest effective dose rate in a 25x25 km 2 box around the power plant . Because the present data, it is assumed that the true values in Japan are currently not it. In the presence of other available data this chart will be adapted accordingly.
カラースケールは、現在、全部で5色で示しています。「エリアA」(紫色)は、最大で毎時0.3マイクロシーベルトの負荷がある領域と定義されます。この値は、自然バックグラウンドのレベルでの最大放射線量に対応します。「エリアB」(青色)は毎時3マイクロシーベルト、と続き、最後の「エリアE」は毎時3ミリシーベルトで、これは発電所付近25×25平方キロメートルの最大の実効線量率の推算値に相当します。
(以下、翻訳英語では意味が通っていません。推定意訳です) 現在のデータは仮定が入っており、現在の日本の真の値ではありません。他の適用可能なデータが存在すれば、このチャートはそれに従って改変されます。
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このデータを見ると、放射性物質はいったん少し南東の太平洋に向かい、その後、太平洋上を南西に流れた後、日本のはるか南の海上で偏西風によって西に拡散しています。
幸いにも気象条件により、日本国内に広く放射性物質が拡散することなく、海に広がっていることがわかります。
ただ、太平洋上の島々ではこの問題をちゃんとケアしているのか、気になります。
こういうシミュレーションデータがあれば、このような推察ができます。
なぜ、オーストリアが?と思いますが、それよりもなぜこのような情報を日本政府が出さないのかが問題ですね。
週刊金曜日によると、日本政府も同様のシミュレーションシステムを持っているが、「そのデータの一部を一般に公開したのは24日。」とのこと。
確かに、シミュレーションですから必ずしも正しいとは限らない情報ではあります。
間違った情報を出すことを怖れる体質の官僚たちが、データの公開を止めさせているのだろうと推定します。
しかし、こういう海外の情報がインターネットで簡単に入手できる時代。
政府が隠せば隠すほど、国民の疑心暗鬼と不信感は深まります。
国民が「正しく怖れる」ことができるよう、政府が情報公開することを望みます。