福島第一原発 飲み水の健康影響:安心できる情報 | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

久しぶりに、少し安心できる情報を紹介できます。


夏堀雅宏さんという方が、「放射線・放射能に対して不安を感じていらっしゃる方へ」という記事を書かれています。


この方は、「日本動物高度医療センターの放射線科科長」という肩書きですので、「原子力村」とは関係のない放射線の専門家であり、情報を曲げて安全だと主張することに利益のない方と考えられますので、記事の信頼性は高いと考えます。

http://www.facebook.com/note.php?note_id=192683954101816!/notes.php?subj=100001269494617


仮に飲水することで甲状腺が一度に100mSvの被曝を生じる水道水中の濃度を試算すると,大人がそれを2リットル飲むと仮定しておよそ2-2.5MBq/L程度となる。これは今回発表された水道水中のヨウ素濃度(210Bq/L)のおよそ1万倍濃縮された場合であり,それを2リットル飲んで初めて達成されることになる。ここで気を付けてほしいのは,この条件で初めて自然発症率をわずかに有意に上回るだけのリスクが増加するのであって,全員が発癌するわけではない。

まさに甲状腺癌に対する定性的なリスクの報道が先行し,このダイナミックスの広い定量的に無視できるリスクを報道するという重要な義務が果たせなかったのである。つまり,あの時の水道水中の濃度レベルでは「ただちに,どころか一生飲んでもそのために健康を害することはないのである。」


 どんなに少ない量の放射線でもいやだといっても,体内に半減期が12.8億年もある放射性カリウム(K-40)がある。これは体重60kgの人で約4,000Bq含まれており,決して体内から除去することはできない。



御用学者ではない専門家が、ここまで明言されています。
210ベクレル/L程度の放射性ヨウ素131を一生飲み続けても健康には何も害はないということは、信じてよさそうです。



あわせて紹介します。

この記事のリンクに「放射線の影響がわかる本」というのがありました。

http://www.rea.or.jp/wakaruhon/mokuji.html


放射線の正体、人体への影響、がんや遺伝との関係、事故とリスクなどについて、詳細にかつ平易に書かれています。

こんなのを最初に見つけられればよかったなーと思われる資料です。



なお、これをまとめているのは、財団法人 放射線影響協会


放射線影響協会は、原子力の利用を促進するため、特に低線量放射線の生物・環境影響に関する調査研究の実施および助成・奨励、放射線影響に関する知識の普及を行い、もって放射線利用分野における科学技術の振興と国民保健の増進に寄与することを目的として1960年9月に設立された財団法人である。

とのことで、原子力村の住人ですので、その点、少し気をつけて読む必要はありそうです。



たとえば、このような指摘があります。

http://blogs.yahoo.co.jp/marburg_aromatics_chem/53587703.html

2007年12月8日

ドイツの連邦放射線防護局(Bundesamt f?r Strahlenschutz, BfS)の研究で、原発周辺では小児白血病の発症率が、ドイツ全土の平均値よりも高いことが示された。

「放射線の影響がわかる本」 の第12章「原子力施設と放射線」 では、次のような説明をしている。
 
原子力発電所の周辺への影響は、極めて小さくなるようにきちんと管理されていますので、周辺の人たちにがんが増えるなどといった心配はまったく必要ありません。


 
このように、グレーゾーンでは見解が分かれることがあると思います。

この点に注意して読むようにすれば、とてもわかりやすい資料だと思いますので、ご参考にしてください。